近年、動物を輸送してくれる運送会社が少なくなりました。特に動物輸送に関する法律が出来たというわけではありません。輸送業者が動物の輸送を取りやめたことが理由の一つです。おそらく、輸送中に動物の体調悪化した場合、責任問題になるなど、色々なトラブルがあったからでしょう。当社でもヒメウズラやコリンウズラの生体を売って欲しいというご依頼を度々頂きます。一応、ペット販売の有資格者は在籍しているので、申請すればヒメウズラやコリンウズラの生体を販売することは可能です。しかし、ヒメウズラやコリンウズラを配送することができないため、購入するために来店して頂くことになります。さすがに、来店してまで購入しようとされる方は少ないため、現在は見送っています。
引っ越しの際、ペットを引っ越し先に連れて行く時、自家用車やレンタカー、電車等を利用して自分で連れていける場合は問題ありません。しかし、何らかの事情や引っ越し先が遠方のため自分で輸送できない場合もあります。例えば、JRを利用する場合、3辺の最大の和が120センチメートル以内、動物を合わせた重さが10キログラム以内になる専用の容器が必要となります。小型犬や猫なら、体重が4-6kgなので問題ないでしょう。しかし、中型犬となると体重よりも“3辺の和が120cm以内”という条件が厳しく、JRで輸送は出来なくなります。レンタカーの場合、車種が限定され、ペット同乗を申込時に申告する必要があります。また、70cm × 90cm × 75cmのケージ(檻)に入る、体重10kg程度までの犬と猫に限られます。またケージは自分で用意する必要があります。可能なら、自家用車が一番良いと思います。
どうしても自分で輸送できない場合、ペット専用輸送業者に頼ることになります。
ペットを自分で輸送できない場合、ペット専用の輸送業者に依頼することになります。ペット専用輸送業者なので、配送時色々な配慮がされているようです。しかし、万全ではないので、リスクもあります。大型犬の場合、料金は東京から大阪で約5万円以上、東京から福岡で約6万円以上となっています。ウズラ類などの小鳥の場合、配送料金はもっと安価になるでしょう。
うずらの場合、ゆうパックが利用できる場合があります。
郵便局のゆうパックは、魚介類、は虫類、昆虫類や小鳥などの小動物(哺乳類を除く)を配送することができます。ただ、「特別な取扱い(温度(気温、水温)の調節、換気(通風の確保)等)をしないため、死亡するおそれがあることについて、ご承諾していただけたもの」という注意事項があります。真夏や真冬に配送することは避けなければなりません。またウズラなどの小鳥の場合、配送は「近距離あて」に限られています。「近距離あて」とは、「運送経路上他の統括郵便局を経由しないものや同一道府県内」とのことです。神奈川県真鶴町に位置する当社の場合、神奈川県または静岡県東部に限られるということでしょう。まだ利用したことはありませんが、一日で届く範囲なので、あまり危険ではないかもしれません。
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