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もう一つのヒメウズラ、ヒメミフウズラのお話

 日本でヒメウズラと言うと、日本ウズラの近縁種でキジ目キジ科の鳥を指します。実はキジ目ではなく、チドリ目にも「ウズラ」と呼ばれる鳥がいます。キジ目のウズラは40種以上が知られていますが、チドリ目でも16種の「ウズラ」が知られています。これは「ウズラ」という名前が、鳥の生態に由来した名前だったため、生物学的・遺伝学的な分類とは異なった結果でしょう。元々ウズラは「うづら」という名前でした。名前の由来は色々な説がありますが、「う」が草むら、「つら」が連なっている鳥というように、生態に由来する説が多いです。英語では「quail」ですが、語源は残念ながら分かりませんでした。ただ、「quail」の動詞としての意味は、「うずくまる」と言う意味もあるので、この辺りから「ウズラ」となったのかもしれません。チドリ目の「ウズラ」の中に、ミフウズラというウズラがいます。ミフウズラの最小種が「ヒメミフウズラ」と呼ばれています。


ヒメミフウズラ
ヒメミフウズラ

ミフウズラの最小種、ヒメミフウズラ


 ヒメミフウズラの学名は Turnix sylvaticus です。ヒメウズラの学名(Coturnix chinensis)とは全く異なります。外見は本当に小型のウズラのようです。ヒメミフウズラの体長は、ヒメウズラの体長(7-10cm)よりも一回り大きい(11-16.5cm)です。また、ヒメミフウズラの卵は、小さい黒い斑点がついている卵です。ウズラの卵に近いかもしれません。


 ウズラ類のほとんどが、一夫一妻制ですが、ミフウズラ類は多夫一妻制です。ミフウズラ類はメスが縄張りを作り、オスに求婚します。オスが強いウズラ類とは全く逆な夫婦関係となっています。


ミフウズラ類は、日本にもいます。


 ミフウズラは主に東南アジアからインドまで分布しています。実は日本にも野生のミフウズラが棲息している場所があります。南西諸島に分布しているとされていますが、確実にミフウズラが棲息している場所は奄美大島です。奄美大島のサトウキビ畑をせわしなく動き回っている姿が良く目撃されています。かつて、本州にも野生のウズラが多数生息していました。その時の様子が垣間見えるかもしれません。ミフウズラを観察したい方は、奄美大島のサトウキビ畑に行くと良いでしょう。なお奄美大島のミフウズラは、ヒメミフウズラではないようです。また、ミフウズラを飼育したいと思っても、捕獲や卵の採取は法律「鳥獣保護管理法」で禁止されています。楽しく観察するだけに留めておきましょう。


並コリンウズラが産卵を開始しました。


 最後にお知らせです。並コリンウズラが産卵を開始しました。異常気象が原因なのでしょうか?白コリンウズラの産卵は例年通りだったことを考えると、他の要因があるかもしれません。並コリンウズラの有精卵について多くのお客様からお問合せを頂いております。お待たせして申し訳ございません。現在、有精卵チェックを行っております。有精卵と確認できましたら、販売を開始いたします。よろしくお願いいたします。



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