エルニーニョ現象が日本の夏に与える影響とは?
- Hideki Kobayashi

- 6月11日
- 読了時間: 3分
6月10日、気象庁は2026年春からエルニーニョ現象が発生していると発表していました。エルニーニョ現象とは、南米ペルー沖の太平洋の海面水温が平年より高くなる現象です。エルニーニョ現象が発生すると、世界的に異常気象が発生すると言われています。日本では、梅雨が長くなったり、冷夏になったりと全体的に天候不順になると過去の天候から予想されています。特に西日本で冷夏の傾向が強く、東日本と北日本はそれほど影響を受けないそうです。

スーパーエルニーニョ現象が発生すると猛暑になる可能性も
このまま秋までエルニーニョ現象が継続し、さらに平年より海水温が上昇してスーパーエルニーニョ現象にまで発達する場合があります。実際、2023年はスーパーエルニーニョ現象が発生しました。南米ペルー沖の水温上昇が太平洋を横断し、フィリピン沖まで水温上昇が広がってしまった、という現象でした。その結果、日本全国は記録的な猛暑になりました。今年のエルニーニョ現象がスーパーエルニーニョ現象まで広がるのか、現時点では不明ですが、気象庁は高水温になると予想しています。
米国海洋大気庁(NOAA)の国立気象局も、同じ予測をしています。
NOAAはエルニーニョ現象が2026年7月までに発生し、冬の間も続く可能性が高いと予測しています。またアメリカ国立気象局(NWS)は、日本の気象庁とは異なり、エルニーニョ現象の強さは、不確定要素が多く予測できないという立場でした。また、7-9月の夏季期間において、スーパーエルニーニョ現象まで発達する確率(ENSO>1.5)は、約18%と低めでした。ただ確率なので、スーパーエルニーニョ現象へと発達する可能性は存在します。スーパーエルニーニョ現象へと発達する可能性が高い期間は、むしろ秋以降になりそうです。ちなみに、スーパーエルニーニョ現象が冬に発生すると、暖冬になる傾向が高く、雪不足になるそうです。
日本の猛暑はインド洋も関係しているようです。
インド洋の海水温変化も日本の気候に大きく影響すると報じられています。今年の夏は、インド洋で「正のダイポール現象」という異常海水温分布が発生する可能性が高いと海洋研究開発機構が発表していました。正のダイポール現象は、インド洋の西側(アフリカ沖)で海面水温が平年より高くなり、東側(インドネシア沖)で低くなるのが特徴です。この正のダイポール現象が発生すると、日本は猛暑になる確率が高くなるそうです。まだ予想の範囲なので、これからどうなるか?わかりません。気象現象の予測は本当に難しいですね。
海水温の変化は日本周辺でも発生しています。
日本列島周辺でも、水温変化は発生しています。実際には平均海水温が上昇しているという事実です。その結果、シャケが上ってくる川が減少し、海苔などの海藻が茂らなくなるということが発生しています。また、日本近海で熱帯性海水魚が越冬して棲みついたり、サンゴの白化現象が発生したりと、以前の日本の海とは大きく変わっている可能性もあります。これら変化は実際に海に入って見てみないと分かりません。地球温暖化による海の変化を知るためには、海中の観察は必須です。当社水中ドローンを是非ご活用ください。沿岸での養殖など事前観察にご利用ください。当社では水中ドローンを格安でレンタルしております。ご興味ありましたら、メールにてお問い合わせください。



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