原産地アメリカでは、コリンウズラは「BobWhite」と呼ばれています。鳴き声がそのように聞こえることから、ニックネームとして定着しています。実際に鳴き声を聞いてみると、「Bo-b-white」と言われてみれば、そう聞こえるという程度です。鳴き声は結構甲高く、アパートや民家が密集している場所では、きっと苦情が出るでしょう。但し、コリンウズラが鳴く時期は決まっていて、その間だけ防音すれば、後の季節はとても静かです。
個体差もあるかもしれませんが、コリンウズラが鳴く時期は繁殖期に限られます。コリンウズラは4-6月が繁殖期で、この間は良く鳴きます。時間帯では明け方と夕方で頻繁に鳴きますが、昼間は控えめになります。基本的に、鳴くのはオスだけですが、時折メスもオスの鳴き真似して「Bo-b-white」ととても小さな声で可愛く鳴きます。複数のオスがいる群れで飼育していると、その群れのリーダーを決めるため、鳴き声合戦をして非常にうるさいので、注意しましょう。鳴き声を出されて困る人は、オスメスペアまたはメスだけで飼育することをオススメします。
7-8月になるとコリンウズラは次第に鳴かなくなります。1日に1回くらい鳴く程度です。この時期になるともう群れの順位が決まっているので、あまり争わなくなります。9月以降は、ほとんど鳴きません。ヒメウズラの方が鳴くくらいです。
大きな鳴き声で困った場合の対処方法
大きな厚めの布でケージを覆う
コリンウズラの鳴き声がうるさい場合、いくつかの対処方法があります。月並みですが、ケージを厚めの布で覆い、暗くすることです。この時、できるだけ光が入らないようにケージ全体を覆うくらい大きな布を準備しましょう。もちろん、布でなくてもダンボールなどでもかまいません。覆ってしまえば、コリンウズラは直ぐに静かになります。また、例え鳴いたとしても、ある程度は防音効果もあるので安心です。
群れはペア飼いに切り替える
群れで飼育されている方は、ペアに分けて飼育すると鳴く回数が激減します。このとき、各ペアは離して飼育する必要があります。ペアが自分の「群れ」となるので、群れ内部で順位を決める必要がなくなります。ただし、注意して頂きたいことは、一度群れを解体した場合、元に戻すことは大変だということです。9月に入るとコリンウズラは鳴かなくなるので、また群れでの飼育に切り替えたくなります。しかし、ペアが群れの単位になっているので、お見合いをしながら、少しずつ慣れさせていく必要があります。個体差もありますが、基本的に一度群れを分けると中々慣れてくれません。中には決して許さない個体もいます。群れを分ける場合は、計画的に分けましょう。
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