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執筆者の写真Hideki Kobayashi

コリンウズラのヒナ飼育で注意すること-お客様のご報告より-

更新日:2023年4月7日



 当社からコリンウズラの有精卵をご購入いただいたお客様からのご報告を頂きました。ノーマルと白系コリンウズラの卵からそれぞれ1羽ずつ生まれました。生まれた時は毛が乾いていないため、濡れた様子です。次第に乾いて来るとまばらな産毛も立ってきます。


コリンウズラのヒナ達

生まれてから約2週間はペットヒーターが必要です。


 ヒナが生まれてから2週間は、約37℃程度に暖める必要があります。まだ羽毛が生えそろっていないため、体温を保温することが目的です。よく使われるペットヒーターは、写真にあるようなヒヨコ電球です。ヒヨコ電球はワット数によって暖め具合が変わって来るので、注意して購入して下さい。ヒヨコ電球を飼育ケージに設置する際に、一つ注意点があります。その注意点とは、ヒヨコ電球がヒナ達と接触しないように設置することです。ヒヨコ電球の表面を見て頂けるとわかりますが、沢山の小さな穴が開いています。写真のように横に置いておくと、何かの拍子にヒナ達がヒヨコ電球の上に乗ってしまいます。



ヒヨコ電球の横置きは止めておきましょう。

 多くの場合は何事も無いのですが、足が穴に引っかかってしまう事故が時折報告されます。足が引っかかってしまうと、ヒヨコ電球から離れることが出来ず、そのまま干からびて死んでしまいます。そこで、この写真のご報告を頂いた後、ヒヨコ電球を浮かせるようにと助言させていただきました。次の写真のように、ヒナ達がヒヨコ電球の下に潜れる形が理想的です。また、これからの季節、気温が35℃に上がることもあります。ヒヨコ電球は少し強力過ぎるかもしれません。板状のハムスター用ペットヒーターで十分かもしれません。次第に毛も乾いて来て、順調に育っている様子もうかがえます。


ヒナが触れないようにヒヨコ電球を設置しましょう。

ヒナの時から接触することで、人に慣れやすくなります。


 コリンウズラは人に良く懐く鳥です。特にヒナの時から沢山構ってあげると、とっても懐くことがあります。ただし、個体差が大きいので必ず懐くというわけではありません。今回のお客様のコリンウズラは良く懐いているようで、手のひらの上に乗っている2羽の写真を送っていただきました。かなり成長していて、茶色の個体はメスと分かりました。白い個体は、中々オスメス判定が難しいです。「ボ・ブ・ホワイト!」と元気よく鳴いてくれれば、オスと分かるのですが、鳴くのはおそらく3月位でしょう。このまま上手く懐いてくれると、名前を呼ぶと寄って来るペットコリンウズラになるかもしれません。なお、コリンウズラを懐かせる方法については、前回のブログで紹介しておりますので、参考にして下さい。




良く懐いたコリンウズラのヒナ(メス)


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