ヒメウズラの卵が無事に孵化した後、可愛いヒナが生まれます。一安心というと所ですが、生まれたばかりのヒナは、死の危険が意外に多くあります。生まれたヒナ達を無事に育成するためには、いくつか注意点があります。注意点を抑えて、ヒナ達を皆大きく育てましょう。ヒメウズラはあまり大きくはなりませんが。
ヒナ育成用の飼育用品
ヒメウズラのヒナを育成する時、次の飼育用品が必要となります。
・飼育ケース
・保温用ヒーター
・餌と水入れ容器
・ペットシート
飼育ケースは何が良い?
ヒメウズラのヒナは、意外に活発に動き回り、ジャンプもします。あまり狭いケースですと、飼育ケースの壁や天井にぶつかってしまうことがあります。ガラスの水槽や金属を使った飼育ケースは避けましょう。ぶつかったときに当たりどころが悪いと死んでしまうことがあります。リトルママで孵化させた場合、最大で7羽のヒナが生まれます。7羽程度なら、昆虫飼育用ケースがオススメです。次の保温用ヒーターに何を利用するのかにもよりますが、幅が30センチ以上のやや大型の飼育ケースが必要です。色々なタイプがありますが、1000円前後で購入可能です。次にオススメの飼育ケースは、お魚飼育用のプラスチック水槽です。ただ蓋に注意が必要で、小型のメダカ飼育用の水槽などの小型の水槽しか無いのが難点です。水槽を使う利点はライトなどの付属品が充実している点が挙げられます。動画や写真を撮って自分のブログやYouTubeにアップロードしようと考えている方は、水槽が最適です。最後にヒナの間は、出来るだけ安く済ませたい方向けです。ダイソーやCan★Do、セリアなどの100円均一ショップで販売されている組み立て式のシューズケースがオススメです。ヨコ開け方式の蓋なので、蓋の開閉時にヒナの脱走に気を付けなければなりません。ヨコ開け式は水や餌の交換、ペットシートの交換など手入れがしやすいというメリットもあります。
保温用ヒーターは、何が良い?
生まれたばかりのヒナは、毛が生えそろっていないため、温める必要があります。大体2週間で体全体に羽毛が生えてきます。可能なら最初の2週間は37℃で保温しましょう。そして、1カ月はヒーターを入れておく必要があります。ヒーターの選択肢はいくつかあります。一つはヒヨコ電球です。ヒヨコ電球は飼育する季節にもよりますが、40W程度は必要です。また、ヒヨコ電球を用いる場合、飼育ケースもある程度大きくしておきましょう。ヒナ達が暑くなったと感じた時、離れることができる距離が必要です。
次にハムスター用のペットヒーターが候補として挙げられます。これは、板状のヒーターなので底に置くか、横に立てかけて置くと良いでしょう。狭い飼育ケースを使ったときは、こちらが良いと思います。これらの加温ヒーターを利用する時、一つ注意点があります。ヒヨコ電球もペットヒーターも飼育ケースの中に置いて加温します。そのため、飼育ケースの中から外に電源コードを出す必要があります。蓋を少し開けてコードを出してコンセントを接続する場青が多いと思います。最初のうちは、ヒナのジャンプする力も弱いため大丈夫なのですが、1週間も経つと結構ジャンプ力が強くなり、留守中に飛び出して、そのまま死んでしまう場合があります。蓋を少し開けて置く場合、蓋が完全に開かないようにガムテープ等で止めておくとよいでしょう。 最後に、人用の電気あんかを挙げておきます。これは飼育ケースの横に付けて温める方式です。アルミの保温シート等で飼育ケースの側面に外側から貼っておくと良いでしょう。強・中・弱とヒーターの強さを変えられるので、温度計を使いながら調節が可能です。外側から温めるため、電源コードの心配もありません。
エサと水入れ容器は何が使えるのか?
ヒメウズラのヒナが生まれた後、約1日後から水を飲み、餌を食べ始めます。孵卵器から飼育ケースに移す時、餌と水は準備しておきましょう。ヒメウズラのヒナはとても小さいので、餌と水入れも必然的に小さくなります。多くの方は、ペットボトルの蓋を利用されています。ヒナが結構活発に動くので、ひっくり返している場合があるので、餌と水入れは適当にチェックしておきましょう。ちなみに、2Lでも500mlのペットボトルでも二の大きさは同じです。やや大きめの蓋が欲しい場合、「明治ブルガリア飲むヨーグルト900g」の蓋が良いでしょう。
ペットシートは何が良いでしょうか?
ヒメウズラのヒナも、生き物である以上、排せつをします。飼育ケースに何も入れておかないと、糞だらけになってしまいます。糞は水洗いする方もいるかもしれませんが、水洗いの間、ヒナ達を避難させておく場所の確保、ヒナ達の移動など、結構大変です。やはり、犬猫用のペットシートを使うのが一般的だと思います。実はペットシートも厚手や活性炭入りなど各種販売されています。ヒメウズラのヒナに使用する場合、薄手の「こまめに交換タイプ」が良いです。厚手のタイプは、ヒナの足が引っかかる場合があるので、避けましょう。中には、砂を入れる本格的な方もいます。ヒメウズラは砂地を非常に好みます。もちろん、ヒナ達も大好きで、小さいながらも砂浴びをする姿はとても可愛らしいものです。一方、エサ入れや水入れが砂だらけになってしまうので、こまめに交換する必要があります。ちなみにエサは、ウズラ用フードなら何でも食べます。特に注意は無いのですが、ミルワームだけは1カ月我慢しましょう。
ヒナの飼育で一番注意する点は、脱走です。特に孵卵器から飼育ケースに移す時、飼育ケースのお手入れをする時、水や餌を交換する時、様々な時に脱走の危険があります。初めての時は、大きなビニール袋を用意して、その中に飼育ケースを入れて作業をしましょう。脱走されると、捕まえるのに一苦労です。ヒナは小さいので、タンスや本箱の浦などに隙間に入って、出てこられなくなる場合もあります。脱走には十分に注意しましょう。昆虫採集用の網があれば、万が一の時に役立ちます。
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