ヨーロッパウズラの紹介とその料理
- Hideki Kobayashi

- 4月13日
- 読了時間: 3分
昔から、日本にはウズラが生息しています。江戸時代の頃は、ウズラを捕らえて鳴き声勝負なども行われていて、非常に身近な鳥でした。そして、ヨーロッパ地方にもウズラの仲間が生息しています。英語で「Common Quail」と呼ばれています。単に「Quail」と呼ぶこともあるそうです。ヨーロッパは多くの国と言語がある地域なので、様々な呼び方があります。フランス語では Caille des blés(カイユ・デ・ブレ)、ドイツ語では Wachtel(ヴァハテル)、イタリア語ではQuaglia comune(クアーリア・コムーネ)、スペイン語ではCodorniz común(コドルニス・コムン)と呼ばれています。日本のウズラと近縁種で、大きさもほぼ同じ、またはやや大きめの鳥です。日本では、ヨーロッパウズラは「ヨーロッパ」や「ヨーロッパさん」などと呼んでいます。

ヨーロッパウズラの鳴き声
日本のウズラは「ガッガゥー」という濁音が混ざった鳴き声を出します。江戸時代では「ゴキッチョウ」と表現され、「御吉兆」と鳴くお目出たい鳥として親しまれていました。ヨーロッパウズラは高めの3センテンス「ピッ・ピロ・リッ」や「ウィッ・ウィッ・ウィッ」と鳴きます。ヨーロッパウズラの鳴き声は"Wet-my-lips"(ウェット・マイ・リップス)や"Quick-me-dick"と表現されています。
ヨーロッパウズラを使ったフランス料理
ウズラ類は全世界的に狩猟鳥となっていて、昔から人々の重要な食物となっています。肉付きがほどほどで、捕まえやすかったこと、美味しい肉質などからフランスでは料理の一皿になっています。特に秋の味覚として親しまれ、ジビエ(野生鳥獣)の代表格としても扱われます。主なウズラ料理は以下の通りです。
・ウズラのファルシ (Caille Farcie): ウズラの中身を抜き、そこにひき肉やフォアグラ、リ・ド・ヴォー(仔牛の胸腺肉)などの詰め物(ファルス)をしてローストする料理です。
・ウズラのロティ (Caille Rôtie): ウズラを丸ごとオーブンなどでローストするシンプルな料理です。ポルト酒やマデラ酒を使った甘めのソースがよく合わせられます。
・ウズラのグリル (Caille Grillée): 開いた状態、または丸ごと網焼きにする調理法です。
・ウズラのコンフィ (Confit de Caille): 低温の脂でじっくり煮込む保存食的な調理法で、身が非常に柔らかくなるのが特徴です。
フランスでウズラのロティを食べた人の感想では、「出されたとき、お皿の上にとても小さいニワトリの丸焼きが乗ってきたと思った。」とのことでした。味も「ニワトリに似ていたけど、もっと味が濃かった」そうです。フランス旅行を検討されている方は、ウズラのジビエ料理を味わってみてはいかがでしょうか?ヨーロッパウズラはドンプ産 (Dombes) やヴォージュ産 (Vosges)がブランドのようです。日本の地鶏のようなものでしょうか?ちなみにウズラのローストはフランスだけでなくドイツ、イタリア、スペインなどでも一般的に料理の一皿になっています。各国のウズラのローストを食べ比べすると、楽しいかもしれませんね。
日本では埼玉県所沢市に日本産の「ヨーロッパウズラ」を扱う「株式会社モトキ」があります。通販もされていますが、現在は品薄のようですね。



コメント