当社のヒメウズラ・コリンウズラのエサにするため、エンドウ豆や枝豆、ソラマメを栽培していました。豆類は野菜の中でも特にタンパク質含量が高く、ウズラ類のエサに向いています。豆自体も柔らかく、ウズラ達も喜んで食べます。しかし、上手く育ちませんでした。ソラマメは1月に種まきをしました。1週間前後で芽が出て、順調に葉も茂り始めていました。しかし、途中から萎れるようになり、結局枯れてしまいました。何が悪かったのか、わかりませんでした。昨年の枝豆も成長が今一つでした。また大量発生したカメムシの被害にあって、あまり大きく育たず、収穫も少量でした。それでもウズラ達は良く食べていました。
豆類は簡単に育てられる作物で、特に枝豆は初心者向けとされている野菜ですが、意外に難しいものですね。豆類の他にも、ミニトマトは最初の内は良く収穫できるのですが、次第に尻腐れ病になって収穫できなくなりました。尻腐れ病の原因は、カルシウム不足とのことでしたが、苦土石灰を与えた後でも続きました。

地球温暖化が原因でしょうか?
当社がある真鶴町は海に近く、ここ数年は気温も高い状態でした。もっとも、熊谷や館林などの北関東地域に比べれば、夏場の最高気温は低いと言えるかもしれません。ただ風が非常に強くなってきました。台風や熱帯低気圧などの気象現象ではなくても、風速10mを超える風が吹きます。海の近くなので風が強いと塩害が出やすくなるので、それが原因かもしれません。地球温暖化により地球上の風が強まっているという科学論文も発表されているので、今後防風対策は必須かもしれません。地球温暖化による気候変化が原因で、個人レベルでも対策が必要な時代なのでしょう。
ヒメウズラも風は苦手のようです。
ウズラ類は日光浴が非常に重要です。ウズラ達が日光浴をすると、ビタミンDを体内で合成します。骨や卵の殻に使うカルシウムを吸収する際、ビタミンDは必須です。当社のウズラ達も、外に出して日光浴をさせています。しかし風が強いと、巣箱の中に隠れてしまい、日光浴してくれませんでした。ウズラはあまり飛ばない鳥なので、強い風は苦手の様です。日光浴不足になると、特にメスに悪影響が出るので少し心配ですね。コリンウズラも強い風を避けるように石や木の陰に隠れていました。去年、コリンウズラの産卵が5月にならないと始まらなかったのですが、今年は3月末から始まりました。異常気象は本当に困りますよね。
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