先日、ケージを掃除している間に、コリンウズラが1羽脱走しました。ウズラ類は驚いたり、ウズラ同士で不意に接触したりすると、飛び上がったり、走り出したりします。ちょっとした油断で、コリンウズラが1羽、ケージを出て行ってしまいました。脱走コリンウズラさん、実は常習犯で過去に2回ほど脱走しています。ただ、過去2回とも帰ってきていました。今回もしっかり帰ってきました。脱走から一晩過ぎていて、外出の最長記録でした。
最初は、ケージの網目から抜け出しました。
まだ若鳥だった時、ケージの網目からこのコリンウズラが脱走しました。鳥類の実際の体の太さは、見た目よりずっと細い事が多いです。羽毛が結構なボリュームを占めるので、実際の体の太さは見た目の半分程度と思って良いかもしれません。でも、このコリンウズラ以外は抜け出すことはありませんでした。探求心が旺盛という性格的な事か、それとも他のコリンウズラにいじめられたのか、脱走理由はわかりませんでした。ただ、この時は表に居た所を直ぐに発見できたので、直ちに捕まえてケージに戻しました。逃げてからどのくらい時間が経っていたのか、正確にはわかりません。朝、掃除した時はケージ内に居て、午後発見したので、実質5時間程度だったでしょうか。おそらく、外部に出てしまって、困惑していたのでしょう。事なきを得て、安心しました。そして、ケージにはバーベキュー用の細かい目の金網が貼り付けられ、コリンウズラは脱走できなくなりました。
2回目は強風で、一部ケージが破損した時でした。
近年、気象現象の激化で、台風が来たわけでもないのに、風が非常に強い時があります。当社のある真鶴町は、海の沿岸地域です。時々、天気予報で「沿岸部は風が強いでしょう。」という何気ない一言が追加されることがあります。以前なら、風が強くてもあまり気にならなかったのですが、この時は台風並みの風の強さでした。台風が来るときは外のケージから、家の中にウズラ類を移動させるのですが、油断していました。外から金属製の何か蓋のような物が飛んできて、ケージの屋根の部分を破損しました。この時、コリンウズラ達が驚いて騒いでいたのですが、前回逃げたコリンウズラが、また逃げました。この時、ケージの補修を優先していて、少し放置してしまいました。暫くの間、見える範囲に居たのですが、見えないところに飛んで行ってしまいました。事故だから仕方ないと半分諦めていたのですが、1-2時間後にケージの前を行ったり来たりしているコリンウズラを捕まえました。なぜ帰ってきたのか、疑問でした。
コリンウズラには帰巣本能があるのでしょうか?
今回、一晩帰ってこなかったのですが、何となく帰って来るのではないかと思っていました。ウズラ類に帰巣本能があるという話は聞いたことが無いので、多分仲間と集まる性質があるのかもしれません。単に水とエサを探している内に、戻ってきたのかもしれません。今回、脱走して戻ってきたコリンウズラさんは隔離しています。鳥インフルエンザに感染している可能性を考慮しています。ちなみにヒメウズラは脱走すると二度と戻ってきません。ヒメウズラを飼育している方は、気を付けましょう。
Comments