8月8日午後4時43分ごろ、日向灘を震源とする大地震が発生しました。宮崎県では震度6弱を記録しました。当社が位置する神奈川県では、この地震は感知できませんでしたが、翌日の8月9日、神奈川県西部を震源とする比較的大きな地震が発生しました。厚木市では震度5弱を記録しました。日向灘の地震から、「臨時情報(巨大地震注意)」が出されていたので、結構怖かったです。とうとう、南海トラフ巨大地震が発生したのか!と心配しました。静岡県には親戚も住んでいるので、今後の地震が本当に心配です。
鳥と地震の良く聞く関係
動物の地震の予知について、昔からよく議論されています。昔から地震の前にナマズが暴れる、と言われています。他にも「犬が遠吠えする」、「猫が外に出ようとする」などが、揚げられます。鳥についても、キジは足が特に敏感なので、人より数秒早く揺れを感知できるとされています。また、2023年1月6日未明にトルコとシリアの国境付近で起きたマグニチュード7.8の地震が起きました。この地震発生の直前に、鳥の群れが普段とは明らかに異なる行動を取っている様子が撮影されていました。地震の揺れの初期を取りが敏感に感知して、異常行動をしているのではないか、と撮影者は考えたそうです。
科学的には、動物の行動と地震は無関係と発表されています。
2018年に米地震学会の学会誌に発表された研究報告では、地震の前に動物が異常行動を取ったとする700件以上の報告を検証した結果、多くの「証拠」は裏付けに乏しく、完全に信頼できるものではないと指摘されています。つまり、鳥たちが異常行動を取ったとしても、それが地震に由来することなのか、それとも、たまたま近くにヘビなどの天敵がいたのか、分からないということです。科学として証明されるためには、地震の前に同じような行動を取ることが、複数回観察されなければなりません。地震の前に起きるという動物の異常行動が、多くても5パターン位に収まらなければなりません。それ以上になると、「単なる偶然」ということになります。
ちなみに当社のウズラさん達は、8月9日の地震だけでなく、過去の地震の前も特に暴れることや、鳴くこと、卵を産むこと(?)もありませんでした。ケージの中だと、地震の微妙な振動が伝わらないのかもしれませんね。やはり自然界の野生の鳥でないと、野生の感覚は身についていないのでしょう。実際、地震発生後は、首を伸ばしてキョロキョロする個体やうずくまっている個体、気にせず餌を食べている個体など様々でした。ウズラらしいと言えば、ウズラらしいのでしょうね。
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