100均ショップの園芸用土壌で栽培実験をしました。
- Hideki Kobayashi
- 6月6日
- 読了時間: 3分
100均ショップのダイソー、キャン★ドゥ、セリアで、園芸用土壌が販売されています。100均ショップでは、同じ物が別包装されて販売されていることもあります。実は同じ土が別包装されているだけと思ったのですが、成分を調べてみると、全く異なっていました。実際、土壌の外観も違って見えました。土の性質は、以前調べてYouTubeに動画をアップロードしておきました。しかし、実際に種を植えて育てた場合、どの土が一番育つ土なのか、調べていませんでした。そこで、今回は実際に種を植えて、どの土が一番良い土なのか、調べてみました。苗ではなく種を植えたのは、苗の場合、個体差が大きいと考えたからです。
今回は、4種類の種を使いました。
今回、用意した種はトウモロコシ、枝豆、ミニトマト、ポンポンアスターです。種は初心者向けの簡単な園芸種を選びました。種を植えてから、8日後にポンポンアスターが発芽しました。実は、全体的に発芽は遅れていたのですが、寒い日が続いたり、雨が降ったりしていたことが原因でした。この後も、気温が上がらず、発芽からの成長は今一つでした。
枝豆の種は、鳥に食べられたようです。
植えた種の中で、枝豆は芽が出ませんでした。植えた区画を調べてみると、種が無くなっていました。どうやら、種が土から浮き出てしまい、鳥に食べられてしまったようです。今回使用した土は全て軽いため、土が風雨で飛んでしまい、種が露出することがありました。時々チェックして、露出した種は土に埋めていたのですが、無くなっていました。
一番良い土は、キャン★ドゥの土でした。
結局、トウモロコシ、ミニトマト、ポンポンアスターの成長で比較したのですが、一番成長が良かった土は、キャン★ドゥの土でした。キャン★ドゥの土は、外見上他の100均ショップの土と明らかに異なっていました。土の粒も均一で、今回のように分けて調べる栽培実験に適した土だと思います。ダイソーやセリアの土は結構粗く、小さく分けて植えると不均一な状態になります。そのため、今回のような結果になったのでしょう。もっとも、キャン★ドゥの土は保水力もトップだったので、そのことが良い結果に繋がったのかもしれません。具体的な成長過程は、是非上記動画をご覧ください。
アルミリムーバーは、キャン★ドゥの土で効果的でした。
アルミリムーバーは、土から遊離性アルミニウムイオンを除去する土のデトックス剤です。アルミニウムイオンは、土が酸性化すると土から出てきて、根の伸長や発根を妨げます。根が育たないと水や肥料を与えても、植物が吸収できないので、植物は成長不良となり、最悪の場合枯れてしまいます。キャン★ドゥの土は、今回調べた土の中で最もpHが低く、酸性雨の影響が出やすい土です。そのため、アルミリムーバーが効果的に働いたのでしょう。一方、他の土のpHは中世や弱アルカリ性なので、植物の土としては今一つでした。ただ、日本で降る雨は、全て酸性雨です。高いpHの土でも、長期的に栽培すれば、酸性雨の影響でpHが酸性に傾き、植物にとって良い土になるでしょう。同時に、有害なアルミニウムイオンも出てきます。その時は土のデトックス剤、アルミリムーバーをご活用ください。アルミリムーバーは特許申請中です。
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