ウズラは牧歌的で、心が落ち着く鳥です。
- Hideki Kobayashi

- 9月15日
- 読了時間: 3分
昔、うずらは身近な鳥でした。これは日本だけでなく、ヨーロッパや北米、中米、中国、中央アジアなど、多くの国々で身近な鳥として親しまれていました。野原を歩き回る姿や目の前を通り過ぎる姿から、愛らしいと思う方も多かったのでしょう。同時に狩猟鳥として人気の対象となり、現在でもアメリカではコリンウズラの狩猟が行われています。アメリカでは、狩猟は競技や娯楽として普及しています。そのため、コリンウズラは「ゲームバード」という別名で呼ばれることもあります。銃に疎い日本人からすると、少々残酷な気もしますが、その国その国の文化なのでしょう。一方、身近な鳥として親しまれているウズラは、絵画や陶器の絵などのモチーフになることも少なくなかったようです。

購入できるウズラ関連作品
美術品ですと、美術館などで展示され購入不可能な作品も多々あります。特に有名な作家の場合、入手は不可能です。現在では、ウズラがモチーフとなった美術品は、あまり描かれていません。ウズラのイラストにウズが描かれているT-シャツなども販売されていますが、家に飾っておく作品としては難しいかもしれません。しかし昭和の時代、ウズラはまだそれほどレアな鳥ではありませんでした。そのため、昭和にウズラをモチーフとした作品が作られることもあり、それほど高価な作品ではないものも販売されています。
日本では島根県の作家、野々内 良樹 (ののうち よしき)が描かれた「鶉」という絵が現在購入可能となっています。ウズラが二羽佇んでいる作品ですが、雰囲気の良い作品となっています。ウズラ達は繊細に描写され、本物そっくりです。ずんぐりむっくりした体につぶらな瞳、近くで見ても遠くから眺めても楽しめる作品です。価格は2万7千円となっていています。
他にも現代風な掛け軸や版画が販売されていて、価格も110円から2万円前後と決して高価ではありません。ただ、現代の技法で描かれたウズラは、何というか、少し雰囲気が無いような気がします。絵なのですが、色合いがはっきりとしていて、イラストティックな印象を受けます。やはり、ずんぐりむっくりしたウズラは、田園の中でのんびりと佇んでいる姿が合っているように思います。このような雰囲気を持つウズラ関連の美術作品は、やはり過去に描かれた作品に限られるのかもしれません。小説の「ウズラのロバート」もまた、アメリカのマサチューセッツ州にある田舎の家が舞台でした。ウズラは田園風景を連想させ、人の心を落ち着かせる雰囲気を持つ特別な鳥なのかもしれません。
当社でもウズラ絵のカップやソーサーなどを販売しています。
当社では、ウズラ絵が描かれたカップ、ソーサー、ポット等のアンティークを販売しております。落ち着く茶系の色で描かれたウズラ絵は、とても良い雰囲気です。よりリラックスしたティータイムとなるでしょう。ウズラ好きの方には、必須のアイテムでしょう。





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