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大きさだけじゃない?並ウズラとヒメウズラの違いについて

 ヒメウズラは一見小さいウズラですが、家禽として飼育されている並ウズラとはかなり違う鳥です。鳥としての性質や飼育に関する法律など、大きく異なります。時々、スーパー等で市販されているウズラの卵を孵化させる話を見かけます。決して孵化率は高くないので、市販のウズラの卵を孵化させることはお勧めしません。メスだけで飼育しているウズラ農家やオス:メス=1:10などで飼育するウズラ農家など、有精卵の比率が著しく低くなっています。これは、ウズラが卵を沢山産むように品種改良されていることが原因です。日本の家禽ウズラは、世界でも有数の卵生産ウズラです。まさに、日本ブランドと言っても過言ではありません!多くの国のウズラの卵生産に利用されています。しかし、せっかく品種改良されたウズラも、無断で飼育されてしまっては、ウズラ農家さんにも影響があります。特に無断で外国に持ち出されては、問題となるでしょう。ちなみに、東南アジアや韓国では日本よりウズラの卵の需要が多いそうです。シャインマスカットの例もあります。そのため、現在の並ウズラの卵の孵化率は著しく低くなっています。市販のウズラの卵は、美味しくいただきましょう。

並ウズラのヒナ、ヒメウズラとあまり見分けがつきません。
並ウズラのヒナ、ヒメウズラとあまり見分けがつきません。

 

ヒメウズラは、並ウズラよりも少し気性が激しい小鳥です。

 

 ヒメウズラは小さい体ですが、意外と気性が激しい鳥です。といっても、いつも気性が激しいわけではありません。その気性の激しさは、オス同士の戦いや交尾の時に現れます。成鳥となったオスが複数いた場合、メスを巡ってオス同士で争います。目や頭を突っつき、血だらけとなったオスは、時折死に至るまで相手を攻撃します。ニワトリや並ウズラのように、オス同士のツッツキ順位を決めることはありません。オスの特徴である首の下の白いラインが出始めたら、できるだけメスとオスを1ペアにして飼育しましょう。


 オスの激しさは、メスとの交尾でも見かけます。ウズラ類は、オスがメスの後ろから首から頭周辺をクチバシで噛みつき、交尾をします。このとき、あまりに強く噛みつくオスの場合、メスが嫌がって逃げようとします。すると、オスはさらに強く噛みつきます。その結果、メスの後頭部や首から出血することがあります。これはウズラ類ではあまり見られません。メスが血だらけとなっても、一見平気に見えますが、出血したメスは隔離しておくことをお勧めします。

 

家禽ウズラを飼育すると、飼養届を提出する必要があります。

 

 市販のウズラの卵を孵化した場合、生まれてくるヒナは家禽ウズラとなります。同じウズラでも、家禽ウズラとヒメウズラでは管理する法律が異なってきます。ヒメウズラの場合、ペットとして扱われ、動物愛護管理法が適用されます。ペットの飼い主として、責任のある行動を取ることが定められています。家禽ウズラの場合、ペットとして飼育していても、家畜伝染病予防法が適用されます。この法律では、家禽の飼育に関して報告する義務があります。その報告書が飼養届で、年一回提出する義務があります。家禽の健康について、しっかり管理し、その生死について担当部署に報告しなければならない、ということです。ウズラの場合、鳥インフルエンザの感染が対象となります。生物学的に近いウズラとヒメウズラですが、家禽に指定されているか否かによって、法律上の取り扱いが異なります。安易にウズラの卵を孵化させると、その取扱いは非常に面倒なので気をつけましょう。

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