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Blog(水中ドローンレンタルとウズラ類の卵販売をしています。自然環境活用開発合同会社)
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無精卵でも孵る?ヒメウズラの単為生殖
単為生殖とは、メスの卵子がオスの精子を受精することなく、無精卵から新しい子供が産まれることです。自然界の動植物の中には、無精卵から個体が産まれることがあります。有名な例は、ミツバチです。ミツバチの群れは女王バチと働きバチ、そしてオスバチで構成されています。この中で卵子が精子と受精して生まれる個体は、女王バチと働きバチです。ミツバチは受精により染色体が2倍体になると、メスが産まれます。働きバチが全てメスである理由は、2倍体の染色体を持っているからです。一方、オスバチはメスバチから単為生殖で生まれます。女王バチが持つ卵子が精子と受精しなかった未受精卵は、1倍体の染色体しか持っていません。その未受精卵が孵化すると、オスバチが産まれます。このような性決定は、「半倍数性」と呼ばれています。昆虫類や植物では、凄く珍しい例というわけでは無いようです。 卵から孵るヒメウズラのヒナ達 ヒメウズラも単為生殖で産まれる可能性があります。 単為生殖は、高度に進化した動物ではあまり見られなくなります。ニワトリでは単為生殖の名残なのか、無精卵でも卵割を始める例があ

Hideki Kobayashi
5 日前読了時間: 3分


アメリカの全米ケージバードショウ
日本ではペットコンテストというと、ほとんどが犬や猫が対象です。例えば、日本愛玩動物協会が主催している全国ペット写真コンテストでは、過去20回遡っても大賞に選ばれる写真は犬や猫だけです。鳥の写真は、「特選」のような形で毎回1枚選ばれます。特選等の入賞作品は毎年10-12人に与えられるので、鳥の写真は1枚程度と決められているのかもしれません。また、全国ペット写真コンテストは「身近に飼われているペットとのふれあいの楽しさ、動物愛護の心などが表されており、適正飼養に反しない写真であること。」という条件があります。鳥類で人に良く懐いてふれあえる種類は限られていて、手乗りインコや文鳥、そして一部のニワトリやヒヨコだけでしょう。鷹匠の鷹をペットとするか否かは、審査員の裁量の内なのかもしれません。結果として入賞した鳥の写真は、インコ類が多かったです。ヒメウズラやウズラ類の写真が入賞しなかったのは、ふれあいという点で難しいからなのかもしれません。ヒメウズラを飼い慣らせた人がいたら、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?ちなみに金魚やメダカ、熱帯魚などの観賞魚の

Hideki Kobayashi
10月19日読了時間: 3分


ウズラ絵の描かれたカップとソーサー
ウズラは身近な鳥として、昔から多くの国で愛されています。そのため、絵画以外にもウズラが描かれている食器類など、様々な作品が作られています。写真はイギリスで作られた「上絵金彩鶉図カップ&ソーサー」です。制作した会社は、ロイヤルウースター(Royal Worcester)社で、作られた年は1923年と約100年前の作品です。このウズラ絵を描いた作家は、ジェイムス・スティントン(James Stinton)氏です。ジェイムス・スティントン氏は、ウズラを始め多くの鳥の絵をカップやソーサーに描いています。描かれた鳥は、主に狩猟のターゲットとなる「ゲームバード」です。特にキジの絵は素晴らしく、「キジを描かれたら、右に出る者なし」とまで、言われています。100年前のアンティークですが、ロイヤルウースター社の作品は人気が高く、値段も結構高くなっています。ジェイムス・スティントン氏のウズラ絵が描かれたカップ&ソーサーは希少で、1組10~12万円で取引されているようです。ただ、最近の円安傾向から、もっと高くなっているかもしれません。多くは海外で販売されています。

Hideki Kobayashi
10月5日読了時間: 3分


ヒメウズラは個性豊かな鳥です。
ヒメウズラの動画やお話がインターネット上に数多くアップロードされています。それを見て、何となく飼育してみたいと思う方もいるでしょう。しかし、動画のアップロードサイト等にアップロードされているヒメウズラの姿は、必ずしもヒメウズラ一般の姿ではありません。ヒメウズラは非常に個性豊かな鳥で、一羽一羽性格が違います。人に懐きやすい個体や好奇心が強い個体、臆病な個体など、様々です。SNSやYouTubeで散見される人に懐くヒメウズラは、非常に珍しい個体です。人に懐きにくいヒメウズラが、懐くと非常に嬉しく、楽しいヒメウズラライフが送れることでしょう。しかし、人に慣れなかったとしても、ヒメウズラは見ているだけで非常に楽しい鳥です。ヒメウズラの自然の姿は、人にとって不思議で興味深い行動を魅せてくれます。今回は、ヒメウズラの不思議な行動をご紹介したいと思います。 ヒメウズラは若鳥の間は皆仲良しです。 飼育ケージを右へ左へウロウロ ヒメウズラを飼育ケージで飼育していると、時折飼育ケージの壁に沿って左右にウロウロしています。ヒメウズラの興味を引く物は無いのです

Hideki Kobayashi
9月28日読了時間: 3分


ヒメウズラが科学研究に利用されるワケ
ヒメウズラはペットとして全世界で愛されています。その一方で、科学研究にもヒメウズラは利用されています。一般に研究の対象になる動物は、研究する上で価値や利点があるからです。例えば、日本の家禽ウズラは非常に良く研究され、多くの研究論文が出ています。その理由は、家禽化された日本ウズラが、畜産業において価値が高い鳥だからです。ニワトリも同じ理由で、多くの研究論文が発表され、全ゲノム配列決定までも行われています。日本ウズラもニワトリも人の生活に密接に関わっていて、研究する価値が十分にあると多くの研究者が認めています。また、セキセイインコもその発声やコミュニケーション、それに関与する脳神経の作用など、動物行動学的な研究が行われています。ハトもまた、帰巣本能があり、その認知能力や方向感覚など動物行動学的な研究が行われています。その一方で、害鳥として駆除や防除の研究もまた、行われています。 ヒメウズラが研究されていることは、個人的には意外でした。 ヒメウズラに研究者が興味を持つ理由 ヒメウズラが研究される理由は、主に2つあります。一つは畜産業への利用です。ヒメ

Hideki Kobayashi
9月21日読了時間: 3分


ヒメウズラの魅力を堪能しましょう。
ヒメウズラは世界最小のウズラです。体長12-14cmとコザクラインコより一回り小さい鳥です。ウズラの仲間なので、飛び回る鳥ではなく、地面を歩く鳥です。ペットとして良く飼育されているコザクラインコやセキセイインコとは、その挙動や仕草は大きく違います。ペットとして飼育されたインコ類は、人に良く慣れることがあります。例えば、ヒナの頃から訓練されたインコ類は、「手乗りインコ」のように人との触れ合いも可能です。しかし、ヒメウズラが人慣れすることは非常に稀です。ウズラ類全体に言えることですが、人慣れするためには、人慣れ素質のある個体の出現が必要です。人慣れ素質のある個体の出現は、かなり低頻度です。また、ヒナの時からの人との触れ合いも大切です。あまり慣れないと言われているヒメウズラが、良く慣れてくると本当に可愛い鳥と感じることでしょう。 手のひらを親鳥と思っているヒメウズラのヒナ達 ヒメウズラは自然の振る舞いを楽しみましょう。 あまり人慣れしないヒメウズラですが、それならペットとして魅了は無いのか?と言われると決してそんな事はありません。ヒメウズラは

Hideki Kobayashi
9月14日読了時間: 3分


お客様からヒメウズラ孵化のご報告を頂きました。
当社からヒメウズラの孵化用卵をご購入いただいたお客様から、嬉しい孵化のご報告を頂きました。お客様は、ヒメウズラの孵化用卵(ミックス)をお買い上げいただきました。当社としても、孵化のご報告を頂き、大変嬉しく思います。 ご報告頂いた孵化したヒナ達 夏場の孵化は、意外と温度制御が難しいです。部屋の中でエアコンを24時間稼働している場合は除いて、部屋の室内温度は非常に高くなります。市販されている孵卵器の温度制御はヒーターのオン/オフで行われます。設定温度までヒーターがオンで稼働しますが、オフになったとき、庫内温度が上振れします。冬や春秋なら、庫内温度が上振れしても直ぐに戻ります。しかし近年の暑い夏で、部屋の温度が35℃近くまで上がっている場合があります。周囲の温度が高いと、中々上振れ温度が下がってくれず、孵化に悪影響を与えることがあります。鳥類の孵化は、孵化開始から3日間が重要です。最初の3日間が、孵化中止卵になる確率が最も高い期間です。そのため、孵化開始時の温度が孵化率を左右します。最初の3日間で孵化中止卵になってしまうと、未受精卵との区別がつき

Hideki Kobayashi
9月7日読了時間: 2分


世界各国でヒメウズラは何と呼ばれているのでしょうか?
日本では、ヒメウズラと呼ばれている世界一小さなウズラですが、英語名はKing Quail(王ウズラ)です。同じ鳥を指す名前ですが、使われる言葉は全く違います。ヒメと王では、ある意味、反対の意味合いを持ちます。では、ヒメウズラは他の国では何と呼ばれているのでしょうか?少し調べてみました。 中国南部、雲南省もヒメウズラの原種が生息する地域です。 フランス語では、Caille peinte de Chine(カイユ・ペイント・ドゥ・シーヌ)です。 「Caille」はウズラを意味します。フランス料理の中で、ウズラの骨や内臓を除いたお腹の中に豚や鶏のひき肉、フォワグラ、ハーブなどを詰めて、オーブンで香ばしく焼き上げる料理があります。(Caille farcie (カイユ・ファルシ)と呼ばれているウズラの詰め物料理です。「peinte」は「彩色」と言う意味で、「Chine」は「中国」と言う意味です。総じて、Caille peinte de Chineは、「中国の彩色ウズラ」という意味になります。ヒメウズラの原種は青いと赤の色彩豊かな鳥です。ヒメウズ

Hideki Kobayashi
8月31日読了時間: 2分


ヒメウズラは他の鳥と共存可能でしょうか?
ペットとして良く飼育されている鳥は、セキセイインコです。また、文鳥やオウムも根強い人気の鳥となっています。これらは枝に停まり、空を飛ぶ鳥です。一方、ウズラやヒメウズラは主に地面を歩く鳥です。一見、ゾーニングが出来ていて、同じケージで一緒に飼育できるかも?と思う方もいるかもしれません。また、元々セキセイインコを飼育していたけど、ヒメウズラも飼育したくなって、とりあえず一緒に飼育してから、ヒメウズラの飼育ケージを準備しようと計画される方もいるかもしれません。果たして、同じケージでヒメウズラは他の鳥と一緒に飼育できるのでしょうか? ヒメウズラは他の動物との共存が難しい鳥です。 広めにケージで、ごく短時間なら可能です。 もし、十分に広く高さのある飼育ケージを準備できるのであれば、ヒメウズラとその他の鳥との共存は可能です。例えば、各辺3mの立方体なら、共存は可能かもしれません。植物を植え、小さな池なども準備すれば、お互いが景色の一部となり、お互いに無関心となるでしょう。しかし、やはり長い期間では、お互いに意識し始めます。セキセイインコなどの空を飛

Hideki Kobayashi
8月24日読了時間: 3分


集まりたがるウズラ類
ヒメウズラを含め、ウズラ類は集まりたがる習性があります。ウズラ類はキジ科の鳥ですが、キジ科の鳥類の群れを英語では”Covery”(カヴィ)と呼びます。ウズラ類は小さな群れを作って、群れの中で生活することが多いそうです。もちろん、一生同じ群れで過ごすことはありません。年頃になれば、オスメスそれぞれがツガイを求めて群れから離れて、自活します。その後、ツガイが見つかれば、卵を産み、家族が増えます。ただし、ツガイの状態でも、独り立ちした後でも、ウズラ類は群れるようになります。群れを作ることで、身の安全を確保します。ウズラ類の天敵は、ワシやタカなどの猛禽類、イタチやテンなどの肉食動物です。また、人間の生活圏なら野良猫やカラスなども天敵と言えるでしょう。これら天敵の襲撃をいち早く察知するため、ウズラ類は群れを作ると言われています。 最初は沢山孵っても、後でペア飼育に切り替えましょう。 ヒメウズラを含めウズラ類はお互いにくっつき合います。 ヒメウズラを飼育していると、ヒナから若鳥の間、お互いにくっつき合うことが頻繁に起こります。朝、明るくなって飼育ケ

Hideki Kobayashi
8月17日読了時間: 3分


暑い夏場のヒナ育成の注意点
関東地方は一時期の酷暑が収まり、通常の夏の暑さに戻っています。一方、中部地方から近畿地方、西日本にかけて、非常に暑い夏が続いています。この暑さは、ヒメウズラの孵化に成功した後、ヒナを育成するときにも影響します。産まれたばかりのヒナは羽毛が生えそろっていません。そのため、基本的にはヒナが生まれた後、暖める必要があります。ヒナの飼育ケージ内は、37℃-35℃程度に暖める必要があります。しかし、夏場は非常に暑くなり、室内でも34-35℃くらいまで上昇することは珍しくありません。また、室温が35℃以上の高温状態が、午前10時から午後6時までと、8時間も続いている時もあります。高い温度が続くと、ヒナの体力が落ち、水を飲んでも体温が下がらない可能性が高くなります。生まれたばかりのヒナは、体力がないので、高温が続くと死んでしまう可能性もあります。 寒い時は大人気のヒヨコ電球 ヒヨコ電球は要注意です。 ヒナの育成では、保温器具としてヒヨコ電球が一番利用されています。ヒヨコ電球は非常に有用で、加温機能は高いです。ヒヨコ電球の加温機能は、ヒヨコ電球が発する

Hideki Kobayashi
8月10日読了時間: 3分


ヒメウズラは何℃まで耐えることができるのでしょうか?
暑い夏が続いています。酷暑日という新しい呼称が設定され、最高気温が40℃以上という暑い日も珍しくありません。人だけではありません。鳥類も暑い夏は苦手です。何せ保温のための羽毛が体を覆っているため、体温の上がり過ぎを調節することが苦手なのです。ただ、水鳥や水浴びをする鳥類は、気温上昇に対する対応策を持っています。しかし、水浴びをしない鳥にとっては、体温の調節は非常に難しいでしょう。ウズラ類やニワトリは、水浴びをしない鳥です。ヒメウズラもまた、水浴びをしません。そのため、夏の暑さには十分に気を付ける必要があります。ほんの3年前は、夏でもそれほど気を付ける必要は無かったのですが、ここ2年位から事情が変わってきました。 暑い砂漠にもウズラは生息しています。暑さの質は違うかもしれませんね ウズラ類の体温調節は、飲水と汗の蒸発です。 水浴びをしないウズラ類は、体温調節のために水分を拡散させます。つまり、汗をかいて体温を下げるという方法です。人間も汗で体温調節を行っています。しかし、汗をかくことで体温を調節できる気温には、上限があります。ある気温を超

Hideki Kobayashi
8月3日読了時間: 3分


ヒメウズラ・ウズラ類の暑さ対策
ヒメウズラは、東南アジアや中国大陸南部が原産地とされています。そのため、本来暑さには強い鳥に分類されるでしょう。しかし、日本で孵化して日本で育ったヒメウズラは、そこまで夏の暑さと湿度に耐性はありません。実際、日本の秋から春の気候は、東南アジアに比べるとかなり寒い気候となっています。寒い日本の気候を乗り越えるため、ヒメウズラ自身も適応し、変化しているでしょう。その結果、数少ない酷暑日に適応することは、難しくなっているようです。非常に暑い夏の日々を乗り越えるため、いくつか準備しておきましょう。 ダイソーで販売されている保冷剤(ハードタイプ)、お勧めです。 喉フルフルは「暑いよー」と言っています。 ヒメウズラだけでなく、ウズラ類は暑いと感じると喉をフルフルと震わせます。暑いと感じているだけなので、喉フルフルだけで何かをしなければならない、ということはありません。ただ、その頻度には要注意です。時々喉フルフルしているだけなら、何の問題もありません。しかし、喉フルフルの頻度が上がり、いつも喉を震わせていたり、喉フルフルを何回も繰り返し行っていたりと

Hideki Kobayashi
7月27日読了時間: 3分


室内でヒメウズラを放し飼いする魅力と注意点とは?
ヒメウズラはとても小さく、水槽や大型の昆虫飼育用ケースでも飼育可能です。ただ、狭い飼育ケージなどで飼育することに抵抗感がある方もいるかもしれません。実際にヒメウズラを部屋の中で放し飼いを行う場合、様々なトラブルが生じます。一方、飼い主に非常に懐くこともあります。これまで、お客様の中で孵ったヒメウズラを部屋の中で放し飼いをされた方もいらっしゃいました。その方のお話を伺うと、やはり苦労も多いそうでした。 最大の問題はフンです。 ヒメウズラを始め、鳥類は所かまわずフンをします。犬や猫ならトイレトレーニング次第で、ペットシートや猫砂などを置いたトイレで、排泄を行ってくれます。しかし、鳥類にはそのようなトイレトレーニングはできません。そのため、ヒメウズラを飼育する部屋を決めて、その部屋内だけで飼育する方法を取る方がいます。特定の部屋内で飼育する場合、床に新聞紙やペットシートを敷き詰めて、部屋単位でフンの処理を行う方法が良いみたいです。また、マスクを利用して「おむつ」を自作する方法もあります。子供用マスクに足の出る穴を空けて、耳にかける紐を上手く結

Hideki Kobayashi
7月20日読了時間: 3分


ウズラの人工孵化について
家禽用の並ウズラは、人工孵化について良く研究されています。経済的な面から、より多くの並ウズラを孵化させることが目的です。今回は、家禽用ウズラの孵化について研究論文をご紹介したいと思います。ヒメウズラの孵化率向上にも役に立つかもしれません。 縦軸は致死率、横軸は孵化日数です。引用文献から抜粋しました。 2種類の人工孵卵器 一般に販売されている孵卵器は、卵を横に置いて敷居板やローラーなどで転卵を行う簡易的な形式です。大きめの機種なら、鶏卵なら最大10個、ウズラの卵なら20-30個まで、小型の機種なら鶏卵4個、ウズラの卵8個程度を孵化できます。一般にウズラ農家は、10万羽以上飼育しています。20-30個程度の孵化では、補充することはできません。特に家禽ウズラのメスの寿命は1年半から2年までとなっています。また、日本ではウズラは主に産卵用に飼育されています。卵を孵化しても半数はオスが生まれるため、卵を孵化する数も2倍必要となります。例えば、1%(約1000羽)のウズラを補充するためには、1回の人工孵化で2000-3000個の卵を孵化しなければな

Hideki Kobayashi
7月13日読了時間: 4分


ヒメウズラ夫婦の絆は、人間を超えます
ヒメウズラの大きさは小さいため、一見多数飼育ができると思われがちです。小さな鳥が多数群れている様子は、とても癒される光景です。残念ながら、ヒメウズラは多数飼育には向いていません。その原因の1つに、ヒメウズラは一夫一妻制の傾向が強いことが挙げられます。一方、日本ウズラは一夫一妻制が弱い傾向にあり、複数飼育が可能です。ウズラの卵を採るウズラ農家にとって、ブロイラー方式で複数飼育ができる点は経済的にも助かると思います。また、日本ウズラをペットとして飼育する方も、少し大きめですが、複数飼育を楽しめるでしょう。 実験の様子(引用文献より抜粋) そもそも一夫一妻制になるのは、なぜなのか?という研究が行われています。 鳥類は、最も社会的に一夫一妻制の脊椎動物です。種の90%以上が、何らかの形でこの交配システムを持っています。研究者たちは、“一夫一妻制”という生態と進化について、鳥類を対象として研究を行ってきました。しかし最近まで、鳥類がツガイになる過程で、ホルモンや神経メカニズムについてはほとんど知られていませんでした。 鳥類の一夫一妻制について、

Hideki Kobayashi
6月29日読了時間: 4分


オスーオスでもペア行動!?ヒメウズラの不思議行動
ヒメウズラを飼育していると、時々不思議な行動をすることがあります。その一つがオスーオスの2羽で飼育していると、時々ペア行動を見せることがあります。例えば、オスーオスで交尾行動を取ろうとします。メス役のヒメウズラは、メス役にされたと時、凄く嫌がって逃げることもあれば、積極的に伏せの姿勢を取って受け入れるような態度を見せることがあります。また、メス役はいつも同じというわけではなく、交互に役割を交代しているようです。一応、オスも総排泄孔という器官があるので、交尾自体は不可能ではありません。交尾行動自体は、成功しているか否かはわかりません。ただ、オス―メスの交尾行動の方が時間的に長いので、失敗している可能性が高いと思います。 なぜ、このような行動を取るのか、正直わかりません。ただ、メス役になるととても良いメリットがあります。ミルワームや麻の実など、ヒメウズラの大好物をオス役から譲ってもらえることです。特にミルワームを独り占めできることは、「メス役をやっても良い」って思わせるくらい、至福の瞬間なのでしょう。 箱に入って密集する行動も謎ですよね。 ペットシ

Hideki Kobayashi
6月22日読了時間: 3分


アニマルウェルフェアとヒメウズラ
アニマルウェルフェアという言葉は、あまり聞きなれないかもしれません。イギリス発祥の考え方で、ヨーロッパやアメリカなどを中心に世界中に広まりつつあります。「人が飼育する動物を「感受性のある存在」と捉え、ストレスや苦痛の少ない飼育環境を目指す」という考え方がアニマルウェルフェアの趣旨です。元々は家畜に適用されている考え方でしたが、ペットや実験動物にも適用されています。アニマルウェルフェアの考え方における基本原則は、以下「5つの自由」として提唱されています。 平飼いの自由なニワトリたち アニマルウェルフェアの「5つの自由」とは 元々、イギリス政府は「すべての家畜に、立つ、寝る、向きを変える、身繕いする、手足を伸ばす自由を」という考え方がありました。この考え方から以下の「5つの自由」が成立しました。 1「飢え、渇き及び栄養不良からの自由」 2「恐怖及び苦悩からの自由」 3「物理的、熱の不快さからの自由」 4「苦痛、傷害及び疾病からの自由」 5「通常の行動様式を発現する自由」 国際獣疫事務局(OIE)は、5つの自由を元に家畜の飼育に関するルールを定めて

Hideki Kobayashi
6月8日読了時間: 3分


当社の卵から孵化したヒメウズラの子供のお話の続き
以前当社からヒメウズラの卵をご購入いただいたお客様から、ヒメウズラ孵化のご報告を頂きました。その後、生まれたヒナ達はすくすく育ち、ペアになるまで育ったそうです。健康に育ったことを嬉しく思いました。さらに、ペアになったヒメウズラ達が卵を産み、その卵が孵って、ヒナが産まれたとのことでした。今回、子のヒナの続報を頂いたのでご紹介いたします。 当社の卵から産まれたヒメウズラのペアから産まれたヒナ 今回、ご報告を頂いたお客様の孵化技術や飼育技術には感心いたしました。 ご紹介させていただくお客様は、当社からヒメウズラの孵化用卵(ミックス)5個をご購入して頂きました。その後、孵化に成功し、なんと5羽のヒナが生まれました。大体、ウズラ類の人工孵化率は50-60%です。畜産研究所でも、家禽ウズラの孵化率は同様でした。当社でも複数のお客様から孵化のご報告を頂いております。多くのご報告では、2-3羽孵化したご報告を頂いております。中には1羽だけ孵化したご報告を頂いたことがあります。孵化のご報告の中でも5個全て孵化した例は、ほとんどありませんでした。ヒメウズラの孵化用

Hideki Kobayashi
6月1日読了時間: 3分


ウズラ類の卵の殻は、孵化率に関係しているでしょうか?
並ウズラの卵は食用として多くの国で人気となっています。そのため、並ウズラは家禽として多くの国で飼育されています。ウズラの卵が食用卵として販売される前に、多くの検査を受けます。もしウズラ類の卵の外見、つまり卵の殻から、その品質が判断できれば、とても便利です。どのような卵が食用として良いのか、また孵化率が高いのか、多くの研究者によって研究されてきました。今回はその研究論文について、紹介します。 卵の殻は卵の性質を決定します。 卵が重くなると、卵の殻の強度が高くなります。 ウズラ類が産む卵は、必ずしも同じ大きさ、重さではありません。ヒメウズラを飼育していても、大きな卵を産むときがあれば、小さな卵を産むときがあります。同じエサを与えていても、産む卵の大きさや色は変化します。以前、「白系ヒメウズラの卵が茶色なのは変だ。私は飼育したことがあるから分かる!」というクレームを受けたことがありました。卵の色は、個体差もありますが、羽の色とは関係ありません。では、卵の外見から何か得られる情報は無いのでしょうか? ウズラの卵の重さ、大きさが卵の品質と関係しているの

Hideki Kobayashi
5月25日読了時間: 4分
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