100円均一ショップの園芸用土壌を比較してみました。
- Hideki Kobayashi
- 10 時間前
- 読了時間: 3分
ダイソーやセリア、キャン★ドゥなどの100円均一ショップには、園芸コーナーがあります。その園芸コーナーでは、シャベルやジョウロ、植木鉢などの他に園芸用土壌が販売されています。どの100円均一ショップでも、個々のショップブランドの園芸用土壌が100円から200円(税別)で販売されています。果たして、100円均一ショップの園芸用土壌は、全て同じような成分でできているのでしょうか?少し気になったので、調べてみました。
意外と重要な土の成分
一般に園芸用土壌は、赤土や黒土、鹿沼土、腐葉土などを適量混ぜて作ります。その後、栽培する花や野菜に合わせて、石灰や元肥を混ぜて調整します。そのため、一般的に方法で作られた園芸用土壌は、赤土等に含まれる粘土鉱物が主成分となり、比較的重くなります。しかし、粘土鉱物には植物の成長に必要な微量金属が含まれています。決して、不要な物ではありません。それに、植物が成長したとき、しっかりとした土壌があることで、植物が倒れにくくなることや、強風や雨などに飛ばされにくいなどの利点もあります。
100円均一ショップの園芸用土壌は、本来主成分となる赤土の比率が非常に低くなっています。黒土や鹿沼土が入っていることはありません。その一方で、ココナッツなどの繊維質が主成分となっています。その結果、非常に軽い土となっています。軽い土は、持ち運びに便利ですが、風などに飛ばされることや激しい雨などで飛び散る危険性があります。また、ココナッツ由来の成分が多いと、植物の成長に必要な微量金属が不足するかもしれません。
調べた土の性質について、動画にまとめました。
土壌の比重、酸性度(pH)、水はけなどは植物の栽培にとって、重要な性質です。pHは、育てる植物の種類によって、調整しなければなりません。また、水はけも重要です。例えば、ミニトマトの栽培には、「水はけの良い土」とされています。ところで、「水はけの良い土」とは具体的にどのような土でしょうか?動画では、実際に土に水を通して、その重さの変化を調べてみました。意外と100円均一ショップブランドの違いによって、違いがありました。また、pHについても調べた結果を紹介しています。100円均一ショップの土だけでなく、ドラッグストア・クリエイトで販売されている園芸用土壌についても調べています。もし、これらの土を使おうとお考えの方は、是非一度動画を見てみてください。
次回は、この動画で紹介した土を使って、栽培実験を行いました。裁判実験では、当社のアルミリムーバーを使って、その効果を見てみました。次の動画もお楽しみにしてください。
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