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執筆者の写真Hideki Kobayashi

ヒメウズラの卵殻を利用したエッグアートの紹介、第2弾です。

更新日:2023年4月7日

ヒメウズラの卵殻を利用したエッグアートの紹介、第2弾です。

エッグアート

 前回は、卵殻を着色してスワロフスキーのラインストーンで装飾したイースター・エッグをご紹介しました。ラインストーンの大きさを変えることで、色々なイースター・エッグが作れそうです。今回は、エポキシ樹脂を用いたエッグアートをご紹介いたします。今回は樹脂をヒメウズラの卵殻に入れて、樹脂卵を製作しました、樹脂系の場合、UVレジンが有名です。しかし、卵殻の内部までUVライトが届かないため、UVレジンが固まらない事が予想されました。一方エポキシ樹脂の場合、光や加熱が不要で、二種類の薬品を混ぜると固まります。卵の殻の中に入れて、卵型の樹脂アートを作ることに適しています。


樹脂を卵殻の中に入れる際、穴を少し広げましょう。


ヒメウズラの卵殻

 今回用いた樹脂は、「クリスタルレジン2」という商品です。エポキシ樹脂は非常に粘度が高く、ねっとりとしています。そのため、狭い穴を少し広げる必要があります。樹脂が入るときに卵殻内の空気が抜けます。狭い穴に樹脂が溜まっていると、空気が抜けず樹脂が入って行きません。空気が抜ける分、穴を大きくしておきましょう。穴を大きくする際、爪楊枝などを用いると便利です。殻が内部に入らないように気を付けて作業しましょう。


必要な樹脂を作り、卵殻に注入しましょう。


ヒメウズラの卵殻

 ヒメウズラの卵殻に注入する場合、樹脂は大体7-9ml必要です。コリンウズラの卵殻では、その2倍程度必要となるでしょう。上手く樹脂が入らない場合のことを考えて、少し余分に作っておくことをお勧めします。樹脂を注入するため、台を準備しましょう。うずらの卵用プラスティックケースにティッシュペーパーなどを使って固定しても大丈夫です。その後、スポイトなどを使って樹脂を入れます。こぼれた樹脂は綺麗に拭いておきましょう。エポキシ樹脂が固まるまで、36時間程度かかります。完全に固めるため、2日間くらい置いておきましょう。余った樹脂を保存しておくと、固まり具合がチェックできます。


エポキシ樹脂が固まった後、卵殻を取り除きます。


お酢に入れた卵殻

 樹脂が固まると、卵殻としっかりくっついているため、剥がすことは非常に難しいです。実は、卵殻はお酢で溶けることが知られています。そこで、樹脂を固めた卵殻をそのままお酢に漬けます。気温にもよりますが、大体1日から2日くらいで卵殻は完全に溶け、卵型に成形された樹脂が出てきます。よく水で洗って、お酢臭さを除きましょう。内部の卵殻膜が表面に付着する場合もありますが、洗剤で洗うと取れます。お酢臭さが気になる方は、洗浄用のクエン酸を利用して下さい。ただし、お酢に比べるとクエン酸は効果の切れが早いので、適時新しいクエン酸溶液に交換しましょう。洗剤で綺麗にならない時は、紙やすりで取り除きましょう。エポキシ樹脂は、少し固まり始めた粘度の高いものを利用すると、卵殻膜を巻き込みにくくなります。樹脂は収縮するので、穴の部分に窪みが出来ます。この窪みは後から樹脂を入れて埋めることができます。樹脂と共にリングなど取付金具などを埋め込むと、アクセサリーとしても利用できるでしょう。後からUVレジンを使う場合、他の部分にUVライトが当たって黄変しないように、紙等で覆いましょう。


樹脂卵


樹脂卵

グリッターや着色すると、色々なエッグアートが作れます。


色々な樹脂卵

 エポキシ樹脂を作る際、キラキラ光るグリッターや着色剤を入れると色々な綺麗なエッグアートが作れます。グリッターや着色剤の量などを変えると雰囲気も変わってきます。色々試すと、面白いでしょう。グリッターや着色剤は100円均一ショップでも販売されています。注意点としては、グリッターや着色剤をあまり多く入れると樹脂が固まりにくくなる可能性があります。これらを沢山入れて樹脂を作る場合、固まるかどうか一度テストしてみましょう。また、グリッターは沈む傾向にあるので、均一に拡散させたい場合は時々卵をひっくり返しましょう。





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