
ヒメウズラ・コリンウズラを飼育されていると、つい考えてしまうことの一つに「餌」があります。ペットの餌は、悩みの一つであり、楽しみでもあります。多数飼育されている方は、大量消費するので、少しでも安い餌が欲しいと思うかもしれません。一羽二羽を飼育されている方なら、価格よりも長持ちするか、保管しやすいかなどを考えるかもしれません。今回、市販されていて入手しやすいウズラ類の餌を三種類紹介します。
比較したウズラ用エサは
です。
1フィード・ワン バーディ ウズラフード

ペットショップやホームセンターの鳥飼育関連商品売り場で、よく見かけるウズラ用エサです。フレーク状で3種類の中では、最も粒が大きい餌です。ウズラ類はくちばしや足を使って、エサ入れからエサをかき出すことがあります。フレーク状の餌は、かき出されてもウズラ達が再度食べることができるようになっています。また、よく乾燥していて、吸湿性も低く長持ちする餌です。この餌を与えた場合、ヒメウズラ・コリンウズラ共に卵をよく産むのですが、時折殻の薄い卵を産む個体も出現しました。ボレー粉などを加えて、カルシウムを積極的に供給すると、良い結果になりました。この餌は、3種類の中で最もコストパフォーマンスに優れていて、一袋1kg入りで約300円です。(令和6年現在、1kg当り450円と値上がりしております。)
2エクセル うずら

エクセル うずらもまた、ペットショップやホームセンターでよく見かける餌です。細かい粉状の餌で、3種類の中で最も細かい餌です。細かい餌ですが、比重が高いため、風に舞うこともありません。比重が高いメリットは、ウズラ類が餌をかき出した時、多くの餌が飛び散らないことも挙げられます。また、エサ入りに入れた時、もっとも多く入る餌とも言えます。エサが細かいせいか、ヒナに与えた時、よく食べる餌でした。この餌は700gで300円前後でした。フィード・ワンの餌よりも割高ですね。(令和6年現在、500gで400円前後と値上がりしております。)
3ウズラ大学 姫ウズラ用フード ドリーム姫

このウズラ用エサは、一般の店舗では販売されていません。アマゾンなどのサイトで購入できるヒメウズラ用エサです。この餌は前出2製品とは異なり、粉の餌と粟やヒエなどのタネが入っている混合餌です。色々なタネが入っているので、ウズラ達のストレス解消にもなります。また、3種の中では最も嗜好性も高く、ヒメウズラ達がよく食べる餌でした。その一方、タネ類の中には、ヒメウズラが食べない・食べられない物が入っていました。(×その一つは青米です。ヒメウズラには硬すぎて、残っていました。)(訂正:ウズラ大学さんのドリーム姫には、青米は入っていませんでした。お詫びして、訂正させていただきます。)また、タネの種類は分かりませんが、細かいタネも残されていました。そのため、食べ残しがあると栄養価も偏ってしまう危険があります。少量の場合、コストパフォーマンスが悪く、700gで745円と3種類の中で最も高い餌でした。しかし、10kgや20kgという単位で購入できるため、多数飼育されている方には、便利な餌だと思います。20kgで購入した場合、1kg当り約305円と決してコストパフォーマンスは悪くありません。ウズラ大学さんは、コリンウズラ用のエサも販売していますが、ヒメウズラ用エサよりもタネ類の比率が低い餌でした。価格はさらに安くなるので、コリンウズラを多数飼育されている方は、一度試してみて下さい。(令和6年現在、ドリーム姫は1kg当たり600円前後となっております。)
餌を変えるときの注意点
ウズラ用のエサである限り、ヒメウズラやコリンウズラが餌を食べなくなることはほとんどありません。しかし、ヒメウズラ・コリンウズラの餌を突然変えると、糞が非常に柔らかく下痢?のようになり、卵を産まなくなるメスが出現します。突然の餌の変更は、決して健康上良い事とは言えません。いつもの餌を買い忘れていて、近所のホームセンターで購入したエサを与えるという緊急事態以外、新しい餌を少しずつ混ぜて与えましょう。新しい餌に慣れれば、特に健康に問題はないでしょう。
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