ヒメウズラの中のファーストペンギン
- Hideki Kobayashi

- 2月16日
- 読了時間: 3分
ヒメウズラを飼育していると、その可愛い姿やチョロチョロとした動き、そして可愛い鳴き声、どれも毎日楽しめます。何に興味があるのか、右に行ったり左に行ったりウロウロしたり、首を伸ばして遠くを見ようとしたり、脚を伸ばして伸びをしたりと、その挙動や仕草は、とても可愛いと思います。またオスの「ケーケーケー」という雄叫びは結構大きい声ですが、それ以外にヒヨコのように「ピヨピヨピヨ」と鳴くこともあります。1羽が「ピヨピヨ」と鳴き始めると皆で「ピヨピヨ」と合唱します。もっとも、「ピヨピヨピヨ」の合唱は小さな鳴き声なので、静かな環境でないと聞こえません。そんな可愛いヒメウズラですが、さらに可愛い姿を見てみませんか?

大きな粟の穂は、ヒメウズラの脅威?
粟の穂は、鳥類のおやつとして販売されています。長い帆に小さな実が多数付いています。実本体は殻に入っているので、鳥たちは殻を破って中身の実を食べます。中身を取り出すという行動は、鳥にとってリクリエーションの1つで、ストレス解消になります。ヒメウズラのオスは他の個体に対して攻撃性が高い時があります。また、メスもオスから逃げ回ることがあります。このような行動はストレスが増すと激しくなります。粟の穂はこのような行動を緩和してくれるでしょう。
しかし、粟の穂は普段与えているエサとはかなり異なります。細粒のエサや麻の実などはヒメウズラより明らかに小さい物です。一方粟の穂は大きく、ヒメウズラに与えると非常にびっくりして、大騒ぎします。今まで見たことのない「物体」が突然ケージの中に現れたら、驚きと怯えが出てしまうようです。それでも、落ち着いてくると興味を持ったヒメウズラ1羽が、粟の穂を見て回り、突き始めます。得体のしれない物に、最初にチャレンジする「ファーストペンギン」となるヒメウズラが現れると、他のヒメウズラも「え?食べられるの?」とばかり集まって、粟の穂を啄み始めます。何回か与えて慣れてくると、驚いたり怯えたりすることも無くなるので、この反応見られなくなります。あまり驚かせたくない方は、粟の穂を小さく切って、与えましょう。小さく切っても、最初はエサと認識せず、クチバシで咥えたまま「コッコッコッコ」と鳴いていることもあります。とても可愛いです。ちなみに、コリンウズラや並ウズラでは、怯えたりせず最初から啄みます。
エサによる反応を楽しみましょう。
粟の穂だけではなく、朝の実もミルワームも、エサによってヒメウズラの行動は結構違います。カナリアシードなど食べない物もありますが、種子系のエサを色々と与えてみて、その挙動や食べ方を見るのも、ヒメウズラ飼育の楽しみの一つです。是非試してみてください。



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