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減少した野生ウズラの個体数を回復する試みとは?

 FIFAワールドカップ2026が、始まりました。今回はアメリカ・カナダ・メキシコの3か国開催で、大いに盛り上がっています。日本代表もオランダ戦では2-2と引き分けと健闘しています。残りの試合もがんばって欲しいと思います。この3か国といえば、カリフォルニアウズラやコリンウズラが棲息する北米大陸の国々です。昨今の地球温暖化から、これら野生のウズラ達の個体数が減少していることが問題となっています。特にアメリカでは野生のウズラ類は狩猟の対象であり、ゲームバードとして産業の一端を担っています。狩猟については日本とアメリカでは考え方が違うので、アメリカ文化の1つとして、尊重したいと思います。その野生のウズラが減少してしまっては、狩猟が成り立たなくなってしまいます。そこで、繁殖したウズラ類の放鳥を行ったり、繁殖地を何とか調整したりと様々な試みが行われています。このような試みは、日本では行われていないので、アメリカでは真剣にウズラ類の個体数減少を捕らえているようです。

野生の並ウズラ、最近減少しています。
野生の並ウズラ、最近減少しています。

ウズラ類の減少の正確な原因は、実は分かっていません。


 日本と同様、アメリカでのウズラ類の減少について、多くの仮説が挙げられています。前述の地球温暖化もその仮説の1つです。また、主な原因として挙げられるのは、ウズラ類の生息地の変化です。一部の地域では、都市や郊外の無秩序な開発によって、ウズラが好む低木地帯が破壊されています。野生ウズラが深刻な危機に瀕しているアイダホ州では、新しいダムや牛の放牧によって、川や小川沿いの低木地帯が破壊されているとのことでした。さらに、現代の農業も影響していると考えられています。約半世紀前は、農場はもっと小さく、遊休地にはウズラが営巣や採餌に好む低い低木や背の高い草が生い茂っていました。現在では、畑はより大規模になる傾向があり、耕作可能な土地のほとんどはトウモロコシ、大豆、ソルガムなどの単一作物に利用されている。その結果、ウズラ類が生息できなくなったと予想されています。


アメリカで行われている野生ウズラの個体数を増やすための試み


 アメリカでは、野生ウズラの個体数を増やすためにいくつかのプロジェクトが行われています。中には狩猟団体が資金を出しているプロジェクトもあります。専門家は、ウズラの個体数を増やすカギは農家にあると考えました。そこで、農薬の使用を減らし、生垣の成長を促します。また、未耕作地で区切られた広い帯状に作物を植える(ストリップディスク)ことでウズラを外敵から助けることができると考えました。耕作されていない帯状の土地に生えるブタクサやデズモディウムなどの雑草は、ウズラにとって絶好の餌と隠れ家となります。実際、この帯状農業を行ったミシシッピ州ティッパ郡の農家では4年間で4倍以上に野生のウズラが増えたそうです。日本は、農家の生産方法よりも、郊外まで宅地開発を行い、茂みが無くなったことがウズラ類の減少に繋がったのではないでしょうか?現在、日本の人口は減少しております。これ以上、郊外に住居を作っても売れないでしょう。さらにクマ出没の問題もあり、都市と森林地帯との緩衝地帯として、農村の再興が必要なのかもしれません。

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