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鳥類の卵の人工孵化は最初と最後が重要です。

 ウズラ類を含め、ニワトリやアヒルの人工孵化を行う方も多いと思います。その時、残念ながら上手く孵化せず、なぜ成功しないのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。中にはニワトリでは成功したけれど、コールダックなどのアヒルは成功しなかったなど、鳥の

種類によって、成否が異なる方もいるようです。

 

停止卵率と孵化日数
停止卵率と孵化日数

卵の人工孵化は温度だけでなく湿度も重要です。

 

 現在、市販されている孵卵器は、全て温度表示機能があります。もちろん、卵の人工孵化では温度は非常に重要です。0.5℃でも変化すると、時として孵化に影響があるからです。特に夏場の猛暑日や冬場の真冬日など、外気温が非常に高いまたは低い時、温度をチェックして適切な場所に孵卵器を移動するなど対処する際に、必要となります。一方、孵卵器に湿度計が付属している機種は、あまり販売されていません。全くないわけではありませんが、比較的高価な機種となっています。

人工孵化時の湿度は、その鳥の生活環境に依存します。例えば、コールダックなど水辺で生活している鳥は、卵の人工孵化時の湿度は60%以上と高めになっています。一方、ニワトリやウズラの場合、人工孵化初期の湿度が50%前後と低めとなっています。多くの孵卵器では、孵卵器に入れる水の量で湿度を調節します。外気の湿度も影響するので、高くなら過ぎないように注意しましょう。

 

停止卵になるリスクは、孵化開始時と孵化直前の3日以内が最も高くなります。

 

 これまで、鳥類の研究をされている方の情報では、人工孵化の際、孵化を始めてから3日間、そして孵化予定日の3日前から、停止卵や死卵となるリスクが高まります。どちらも湿度を変える時期です。孵化初期に湿度を上げ過ぎると、温度上昇とも相まって、突然の環境変化により、停止卵となるリスクが高まります。初期に停止卵となると「無精卵では??」と判断される方も居るようです。本当に無精卵なのか、有精卵が停止卵となったのか、判断したい方は、卵を割って白い精子の有無を調べてみると良いでしょう。一つの回避方法として、初日は水をできるだけ少なく入れて、少しずつ増やすという方法はいかがでしょうか?卵の状態にもよりますが、孵化テストでは結構有効な方法と感じています。

 

 孵化直前の3日間は、卵の中のヒナが動き始める時期です。この時期は、多くの卵の孵化では、湿度をほぼ飽和にすることが推奨されています。孵化直前で、上手く卵の中で動けなかったり、卵を割ることが出来なかったりすると、ヒナが死んでしまい孵化することはありません。多くの場合、遺伝的に弱いヒナや孵化の最中に卵の中で何か異変があったヒナです。例えば、転卵が上手く出来ていなかった卵などが挙げられます。奇形の場合、生まれても長生きできない個体が多いので、自然の摂理なのだと思います。


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