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鶏フンと牛フンの違いについて

 そろそろ異常な気温上昇も落ち着いてきました。そこで、秋植え野菜の準備をしようと思い、有機肥料を求めて園芸店に行きました。化成肥料は即効性がありますが、土作りには土の微生物の育成も含まれるので、苗を植える前は個人的には使用していません。通常、発酵鶏フンを使用するのですが、園芸店では販売していませんでした。もう売り切れてしまったのか、それとも鳥インフルエンザの影響で、鶏フンの出荷自体が減少しているのか、わかりませんでした。ただ、牛フンと発酵牛フンは販売されていたので、鶏フンの代わりになるのか?店員に訪ねてみました。すると、意外にも鶏フンの代わりにはならない、とのことでした。

 

秋植えのための土づくり、有機肥料が一番ですね。
秋植えのための土づくり、有機肥料が一番ですね。

鶏フンと牛フンの違い

 

 一言でいうと、鶏フンは肥料で牛フンは土壌改良材とのことでした。鶏フンは肥料成分が多く、牛フンは繊維質が多く含まれているそうです。鶏フンは肥料成分が多いことは知っていましたが、牛フンには肥料成分が少ないことは初めて知りました。繊維質が多い牛フンは、土に隙間を作り、微生物の活動を活発にする効果があるそうです。ただ、肥料効果や土壌改良効果はそれほど高くないので、何回も日にちをおいて使用する必要があるようです。一方、鶏フンの肥料成分については、石灰も含まれています。そのため、土づくりの際に石灰を新たに加える必要は無いという点も利点のようです。

 

チッソ成分が多い鶏フン

 

 鶏フンは有機肥料の中でもチッソ成分が多いとされています。そのため、葉物野菜に良い肥料とされています。比較的化成肥料と近いとされていますが、チッソ成分が多いので、肥料焼けに注意が必要とのことでした。大体、植える前の2-3週間前に鶏フンを施肥することが最適とされています。雨などで肥料成分が流されやすいという特徴があるので、豪雨の際はカバーなどで保護しましょう。

 

ウズラフンも肥料として利用できます。

 

 ウズラのエサは、タンパク質含量が非常に高いです。そのため、鶏フンよりもチッソ成分が多い肥料となります。窒素を要求する葉物野菜は良いのですが、果実を食べるイチゴやトマトなどに関しては、注意が必要です。窒素過多になると、葉が大きく成長します。そのため果実に日が当たりにくくなり、熟す速度が遅くなります。イチゴでは、葉の先端が枯れこむ症状も出ます。トマトの場合、実の先端が黒くなる尻腐れの症状が出やすくなります。窒素過多は、根からのカルシウム吸収を妨げるからです。ウズラやヒメウズラを飼育していると、フンを肥料として使用したくなりますが、その用法には注意が必要です。

 

当社のエサは、低タンパク質含量のエサです。

 

 ウズラフンのチッソ成分の元になるタンパク質含量ですが、当社のエサは市販のウズラ餌よりタンパク質含量が低く設定しております。もちろん、ウズラの健康に良いエサですが、ヒヨコにも利用できます。また当社のエサを与えた場合、鶏フンと同じくらいのチッソ成分を含むウズラフンとなります。肥料としても使用しやすくなるでしょう。是非、当社のウズラ用エサをお試しください。

 

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