お客様からヒメウズラ孵化のご報告を頂きました。
- Hideki Kobayashi
- 10月6日
- 読了時間: 3分
当社からヒメウズラの孵化用卵をご購入されたお客様から、孵化のご報告を頂きました。今回、お客様がご購入されたヒメウズラの孵化用卵は「ミックス」です。孵卵器は「リトルママ」か、同型機だと思います。生まれたヒナは2羽で、茶色と黄色のヒナでした。茶色のヒナは茶色系のヒメウズラ、黄色のヒナは白色系のヒメウズラに育つでしょう。当社のヒメウズラの孵化用卵の孵化率は、平均60%前後です。平均孵化率60%は、ウズラ類の人工孵化率としては平均的数値です。ただ、あくまで平均値なので、5個全て孵ったお客様もいらっしゃいます。また、残念ながら全く孵らなかったお客様もいらっしゃいます。全く孵らないお客様の中には、孵卵器の使用法が誤っている方もいらっしゃいました。特に、板で仕切るタイプの孵卵器は、板の間隔に注意が必要です。あまり仕切り板の間隔が狭いと卵が引っ掛かり、転卵が上手くいかないことがあります。仕切り板タイプの孵卵器は、孵化開始前に一度テストしましょう。孵卵器の仕切り板に卵をセットした後、枠を手で動かして卵が上手く転卵されることを確認しておきましょう。
ヒナ用の飼育ケージは、非常に良い物でした。
今回のお客様のご報告では、ヒナ用飼育ケージがとても立派でした。ヒーターやヒヨコ電球がセットしてあって、ヒナ達の保温も十分です。ほぼ完璧な飼育ケージの中で、ヒナが元気よく歩き回っている姿は、とても可愛いです。思わず、ヒナの動きに目が行ってしまうでしょう。保温期間は2週間から1カ月、外気温によって変わりますが、これから夜は寒くなるので、しばらくは保温が必要のようです。

ヒメウズラは、少数で飼育することをお勧めします。
ヒメウズラは成鳥になると、オスメスの間でペアが成立することがあります。オスは、メスの後頭部や首の後ろをクチバシで掴み、交尾行動を行います。この交尾行動が結構過激で、メスの後頭部から血が出ることもあります。二羽で飼育している場合、ペアになっても卵を産み始めること位で、特に変化はありません。しかし、二羽以上で飼育すると、ペアが成立したオスが、他の同居しているヒメウズラを激しく攻撃することがあります。この攻撃は突然始まるので、昨日まで仲良く同居していたのに、今朝になって血まみれの個体が居る!といこともあります。複数の飼育ケージを用意して、ペアになったヒメウズラは隔離することをお勧めします。
当社が5個単位で孵化用卵を販売している理由は、数多く孵化してしまった場合、成鳥になってからの争いを避けるためです。もちろん、複数のケージを用意できるお客様は5個単位を複数お買い上げいただけます。また、5個単位ではなく7個など、他の個数でご購入希望の方は、お問合せやメールにてご連絡下さい。
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