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新発売!「カイコウオオソコエビクリアファイル」(500円(税別))

 カイコウオオソコエビは、マリアナ海溝チャレンジャー海淵の世界最深部(水深約11,000m)に棲息する超深海生物です。マリアナ海溝だけでなく、日本海溝、伊豆小笠原海溝、フィリピン海溝など、水深7,000mを超える深海底にも棲息しています。日本では、1996年に海洋科学技術センター(現、海洋研究開発機構(JAMSTEC))が11,000m級無人探査機「かいこう」が、マリアナ海溝チャレンジャー海淵に潜航して、超深海性ヨコエビを多数捕獲しました。当時「かいこう」が捕獲した超深海性ヨコエビは「カイコウオオソコエビ」という和名が名付けられました。その後の研究より、「カイコウオオソコエビ」はHirondellea gigasというヨコエビと同定されました。

カイコウオオソコエビのA4クリアファイル(青枠は背景です)
カイコウオオソコエビのA4クリアファイル(青枠は背景です)

 Hirondellea 属のヨコエビは、深海に広く棲息しています。Hirondellea dubia はトンガ海溝やケルマディック海溝に棲息しています。Hirondellea 属のヨコエビは、水深7,000mより深い海に棲息しているため、今でも新種のヨコエビが見つかることがあるようです。ただ、脚が何本あるとか、体節が何か所あるなどの形態的な分類学から、遺伝子配列を基にした分子生物学的な分類学へと生物学のトレンドが変化しました。その結果、形態が異なっても同じ種類という可能性もあるので、映像から直ちに新種ということは無くなりました。まあ、成長の過程で形態が変化するというのは、珍しいことではありません。クラゲの一生など、成体になるまで何回も大きく形態が変化します。映像から得られる情報では、生物の正確な同定は難しいでしょう。

 

今回のカイコウオオソコエビは伊豆小笠原海溝より採取されました。

 

 今回販売するクリアファイル(500円(税別))は、伊豆小笠原海溝から採取されたカイコウオオソコエビの写真を使用しています。一般に知られているカイコウオオソコエビの映像は、1996年に、マリアナ海溝チャレンジャー海淵から採取されたカイコウオオソコエビの映像です。当時は「お寿司」みたいと話題になっていました。当時のカイコウオオソコエビの映像は少しふっくらしている個体が選ばれて撮影されたようです。カイコウオオソコエビは少しずつ違う形態をしているので、お寿司みたいなカイコウオオソコエビが、典型例とは言えません。カイコウオオソコエビは、水揚げされると外骨格部分は変化しませんが、内臓部分はかなり小さくなります。横から押しつぶしたような形になり、生きていた時の身体よりもスリムな形態になります。1996年に公開されたマリアナ海溝チャレンジャー海淵世界最深部の映像にカイコウオオソコエビが映っていました。その形態は、水揚げされたカイコウオオソコエビよりもふっくらしていました。


クリアファイルに紙が入っていないと、カイコウオオソコエビが不鮮明になる理由。

 

 クリアファイルは、紙が入るとカイコウオオソコエビが明確となります。紙が入っていないと、何となくぼんやりした写真となります。これもまた、神秘の深海生物っぽくて良いかなと思います。カイコウオオソコエビは紙などのセルロースを分解して、エネルギー源となるグルコースを生産する画期的なセルラーゼを持っています。紙をファイルにいれると明確になるというのも、この性質を示しているようで、面白いですね。もし、深海でカイコウオオソコエビを見る機会があっても、強いライトが無ければぼんやりとしか見えないでしょう。深海生物を好きな方は、是非ご入手ください。

 

 なお、当社のカイコウオオソコエビ関連商品は、この映像も含めて、海洋研究開発機構等の公的研究機関とは全く関係ありません。海洋研究開発機構等へのお問い合わせは、お控えください。ご質問等は、全て当社にお問い合わせください。

 

カイコウオオソコエビのクリアファイル
¥500.00
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読本「超深海生物カイコウオオソコエビ捕獲航行」
¥800.00
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