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暑い夏が引き起こす”磯焼け”

 「磯焼け(いそやけ)」とは、海藻が繁茂し藻場となっている沿岸海域で、海藻が著しく減少・消失してしまい、海藻が繁茂しなくなる現象です。その結果、沿岸海域の生態系が破壊され、アワビやサザエ等の海棲生物達が減少し、沿岸漁業は大きな打撃を受けます。

 磯焼けは1980年代から南から北に拡大し、正確な数字は分からないものの、25%から40%の藻場が減少したという調査結果もあります。磯焼けが進むとコンブといった海藻や、海藻を食べて育つアワビなどが減少するほか、海岸の浸食を防ぐ働きが低下します。国や自治体が現地確認や衛星画像を解析し、磯焼けの発生件数を調査した結果、1989年度から1992年度にかけて実施された調査では、磯焼けが20万1212ヘクタールになったと推算されています。

全く海藻が生えていない磯場
全く海藻が生えていない磯場

地球温暖化による海水温の上昇が磯焼けの原因とされています。


 磯焼けは様々な要因によって発生すると考えられています。主な要因としては次の4つが挙げられます。


1, ウニなど藻を食べる生物による食害

2, 恒常的な海の波浪や海底の侵食、漂砂による傷・汚れなどによる海藻の付着阻害

3, 日射量の減少や栄養塩濃度の低下に伴う、海藻の成長不良

4, 地球温暖化による海水温の上昇や海流・気候の変化


他にも防波堤の設置や埋め立てなどが磯焼けの原因とされています。日本全国に磯焼けが広がっていることを考えると、4番が最も考えられる原因です。他の原因は地域限定であり、例えば日照時間が全国的に減少しているというニュースは報じられていません。


磯焼けした藻場を回復しようという取り組み


 磯焼けが進む中、人工的な藻場を沈めて、海藻類を育てようとする取り組みが行われています。神奈川県小田原市の沖合でも、4年前から磯焼けの拡大が確認されていました。そこで、地元の漁業者とダイバー達が参加して、「小田原藻場再生活動組織」を作りました。彼らは人工的に培養した「カジメ」をコンクリートに縛り付け、海に沈めました。この時、ウニなどの食害を避けるため、ケージを設置しました。現在、同様の試みが静岡県や千葉県、島根県などで行われています。


早熟カジメの開発が行われています。


 神奈川県水産技術センターは早熟カジメを培養し、磯焼けの回復に利用できるように配布しています。カジメは通常、次の世代を残すまで成長するのに1年半かかりますが、早熟カジメは半年ほどで成熟するそうです。ただ、地球温暖化による海水温の上昇は、カジメの生育を阻害するかもしれません。藻場の回復は、地下水などを利用した海水温の低下が必要だと思います。


「磯焼け」の把握に水中ドローンの利用をお考え下さい。


 人工的な藻場の設置をするためには、海底の磯焼けの拡大を把握する必要があります。正確な磯焼けの範囲を把握するためには、海底観察が必須となります。ダイバーに依頼しても海底の撮影は可能ですが、多くの経費がかかり、天候にも調査が左右されます。そこで、水中ドローンによる海底観察はいかがでしょうか?植物プランクトンが光合成で生きられる水深100m程度なら、FIFISH V6で調査が可能です。当社では水中ドローンを格安でレンタルしております。是非、ご利用ください。



 
 
 

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