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近年、ノロウイルス食中毒症が増加しています。

 食中毒と言えば、カキなどを食べた時に感染するノロウイルス食中毒、鳥の生肉を食べた時に感染するカンピロバクター食中毒が良く知られています。また、傷んだ食品を食べた時に感染する病原性大腸菌O-157やサルモネラ菌による食中毒もニュースになることがあります。一方、アニサキス食中毒は、近年減少傾向となっています。厚生労働省の食中毒統計によると、2021年(令和3年)の時点では、食中毒事件の原因第一位がアニサキス食中毒(344件)でした。原因第二位のカンピロバクター食中毒が154件だったので、実に二倍以上多かったことになります。昨年(2025年)では、食中毒事件の原因第一位はノロウイルスでした。実に462件と2021年のアニサキス食中毒よりも多く発生しました。原因第二位はアニサキスで、発生件数は280件でした。2021年の344件より減少しています。これは、アニサキスについて多くの情報が流れ、対策が立てられたからでしょう。例えば、アジやイワシ、サバなどはスーパーや鮮魚店で刺身として販売する場合、一度冷凍された魚や酢で締めた魚が利用されています。最近は冷凍技術が非常に発達しているので、魚を冷凍しても生魚と同様の刺身が取れます。身が崩れないことやドリップが出ないなど、冷凍された魚でも、一見生魚のように食べることができます。

 

カキフライは、中まで十分に加熱されているか、チャックしましょう。
カキフライは、中まで十分に加熱されているか、チャックしましょう。

ノロウイルス食中毒の対策は難しいです。

 

 ノロウイルス食中毒は、発生件数だけでなく非常に多くの被害者が出ました。実に18566人もの被害者が出ました。一年間の食中毒被害者数は24727人だったので、実に約75%がノロウイルス食中毒の被害者でした。ただし、ノロウイルス食中毒の被害者の中で、死者は一人も出ていません。ノロウイルス食中毒の被害者は、例年12月-4月が多く、夏季は減少します。4月はまだノロウイルス食中毒が多く発生するので、注意しましょう。

 

 ノロウイルス食中毒は、主に二枚貝(主に牡蠣)が原因とされています。しかし、実際に牡蠣が原因と特定された例はあまり多くありません。2025年、牡蠣を含む貝類が食中毒の原因とされた例は32件だけです。全てがノロウイルス食中毒というわけではありませんが、ノロウイルス食中毒の件数462件の約7%です。実際は食品の特定に至らず、被害者が共通して摂取した「同じ食事(同一メニュー・同一給食・同じ弁当など)」が原因と考えられる場合がほとんどです。この場合、調理していた人が感染した食材を触ったり、手袋を使い回ししたりと、食材以外にも原因が考えられます。逆に考えると、牡蠣などの二枚貝は、ノロウイルス食中毒対策が行われ、リスクが減少しているとも言えます。ただ、ノロウイルス食中毒はノロウイルス1個体だけでも感染すると言われています。ノロウイルス食中毒を防ぐためには、牡蠣や二枚貝などが十分加熱してあるのか、チェックしてください。居酒屋やレストランで出される揚げたてもカキフライや焼き立ての牡蠣は、テーブルに出されてから3分位待ってから食べましょう。加熱後の時間も重要です。

 

地球温暖化による海水温上昇が、ノロウイルス食中毒の増加に寄与する可能性があります。

 

 海水温の上昇は、貝類やプランクトンの分布に大きな変化を与えます。牡蠣の養殖は、従来ノロウイルス汚染が少ない海域で行われてきました。しかしプランクトン類の分布やより小さい貝類の分布の変化により、今後ノロウイルス汚染が広がる可能性があります。海中の、生物相の観察に、水中ドローンは非常に有効な手段だと思います。水中観察を行ってみませんか?当社では水中ドローンのレンタルを格安で行っております。是非、活用ください。

 

 
 
 

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