ヒメウズラが産む異常卵とは?
- Hideki Kobayashi

- 9 時間前
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ウズラ類を含めて、鳥類は時々通常卵とは異なる卵を産むことがあります。例えば、異常に大きな卵で、中に卵黄が2個入っていることがある「二黄卵(におうらん)」があります。逆に、非常に小さな卵で、中に卵黄が入っていない「無黄卵(むおうらん)」もあります。これらは「異常卵(いじょうらん)」と呼ばれ、孵化することはありません。これまで、飼育しているヒメウズラが二黄卵を産んだことが何回かありました。ヒメウズラの二黄卵は縦長で歪な形をしていました。一目で異常卵とわかる形状でした。

二黄卵が孵化しないワケ
人を含めた哺乳類は、双子や三つ子などの多胎児でも安全に産まれます。しかし、鳥類では一つの卵から双子や三つ子は決して産まれません。これは、卵の構造に理由があります。受精した卵は卵割を始めます。卵割した卵は、卵白を栄養として、ヒナとして孵化するまで成長します。残念ながら、二黄卵には一羽分の卵白しかありません。卵黄が二個ある場合、一羽分の栄養分では二羽成長できません。そのため、孵化しないのです。また、一方の卵黄のみ受精したとしても、硬い卵殻に囲われているため、片方の卵黄が邪魔で正常な卵割ができず、孵化しません。人の場合、胎児はへその緒を介して、お母さんの胎盤から栄養をもらいます。また、お母さんの子宮は柔軟性に富み、ある程度大きくなります。だから、双子や三つ子などが、健康に産まれるのです。
今回は非常に小さな卵でした。
今回、ヒメウズラが非常に小さな卵を産みました。上の写真に写っているように、左側の通常卵は縦2.8cm横2.5cmでした。一方、小さな卵は縦2.2cm横1.5cmでした。体積比で考えると、半分以下となります。外見から判断すると、おそらく無黄卵だと思います。卵黄が無いので、無黄卵は決して孵化しません。これら異常卵は、健康な親からも産まれます。親鳥に何らかの異常や変異、健康上の理由はありません。特に若鳥では、異常卵を産む頻度が比較的高くなります。若鳥では卵を産むサイクルが安定していないので、異常卵を産む可能性が高くなります。もっとも、若鳥が産む卵は元気なので、孵化率が少しだけ高くなります。当社では異常卵を販売することはありません。しかし、異常卵を知っていながら、ご希望されるお客様がいます。以前、二黄卵と疑われる卵をご報告した時、ご希望されるお客様がいらっしゃいました。やっぱり、二黄卵は孵化しなかったそうです。今回の無黄卵と予想される卵をご希望される方は、メールにてお問合せ下さい。



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