ヒメウズラの孵化に必要な物について
- Hideki Kobayashi

- 12 分前
- 読了時間: 3分
当社ではヒメウズラの孵化用卵を販売しております。もちろん、孵化用卵なら有精卵と言い換えても良いでしょう。ただ、ヒメウズラのペアが産んだ卵が、必ずしも有精卵とは限らないので、「孵化用卵」とさせていただいております。ヒメウズラがペットショップで販売されることは稀です。ヒメウズラをペットにしたい方は、卵を孵化させる方法が一番だと思います。孵化直後のヒナのとても可愛い姿も一見の価値があります。今回はヒメウズラの孵化に必要な物について、紹介します。

最初に孵卵器を用意しましょう。
ヒメウズラやウズラ、ニワトリ等の卵を人工孵化するためには、先ず孵卵器を入手しましょう。Amazonを始め、様々な通販サイトで購入可能です。孵卵器の購入の際、一つ注意して頂きたいことがあります。それは、自動転卵装置が付いているか否かです。ヒメウズラに限らず、卵の人工孵化は温めるだけではなく、転卵という操作が必要です。転卵操作は1日24時間の中で、卵を1/4回転ずつ一定時間空けて4回以上回転させる操作です。転卵を1日4回行う場合、6時間ごとに転卵します。転卵操作を手動で行うと、結構大変な操作です。夏休み期間で子供の自由研究で孵化を行う場合、手動転卵を行うお客様もいらっしゃいます。しかし、普通に孵化を目指す場合は自動転卵装置が付いた孵卵器を購入しましょう。
購入した孵卵器は、最初にテスト運転を行いましょう。温度計を用意して、設定温度の通り温まるか、チェックしましょう。転卵装置もしっかりと動作するのか、見届けましょう。卵をセットした後に不具合が見つかると、卵が無駄になってしまうので、気を付けて下さい。テスト運転で問題が無ければ、ヒメウズラの孵化用卵を購入しましょう。
孵化した後のヒナ用ケージを用意しましょう。
ヒメウズラは孵卵器にセットして、庫内温度を38℃に設定した後、約17日後に孵化します。その前にヒナが育つ環境を整えましょう。ヒナ用ケージは、広めの水槽や昆虫飼育ケースでも構いません。ヒナの脚が滑らないように下にペットシートなどを敷きましょう。エサ入れと水入れも用意します。最初の1週間位はヒナが小さいので、ペットボトルのキャップでも良いでしょう。ヒナはまだ羽毛が生えそろっていないので、温める必要があります。冬場はヒヨコ電球を用意しましょう。ハムスター用のペットヒーターでも良いのですが、今一つ温める機能が低いので、夏場などの暑い時期だけにしましょう。もし冬場に使用するなら、サブの暖め器具程度に考えておきましょう。
エサについて
エサと水は孵化後1日くらいから、摂るようになります。孵化直後は食べたり飲んだりしないので、ヒナが何も摂らなくても心配しないでください。エサは購入して、準備しておきましょう。一般に販売されているウズラ用のエサを与えて下さい。エサの粒が大きくても、かみ砕くので特に何もする必要はありません。当社でもウズラ類用のエサを販売しておりますので、ご利用ください。ヒナの食いつきも大変良いです。
まとめ
今回はヒメウズラの孵化に必要な物をご紹介しました。まとめると以下のようになります。
・孵卵器
・温度計
・ヒメウズラの孵化用卵
・飼育ケース
・ヒーター(ヒヨコ電球、ペットヒーター等)
・ペットシート等の敷物
・エサ入れと水入れ
・エサ
全てを孵化開始時に準備する必要はありません。孵化予定日までに、飼育ケースやヒーターを準備しておきましょう。





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