ヒメウズラ飼育のケージについて
- Hideki Kobayashi
- 9月29日
- 読了時間: 3分
ヒメウズラの孵化が上手く成功して、ヒナが産まれると飼育ケージが必要となります。ヒナが産まれて1-2週間程度は、個体の大きさは小さく、それほど大きなケージは必要ありません。もちろん、先を見通して大きなケージを準備しておくことも全く問題ありません。大きいケージを利用する場合、ヒヨコ電球やペットヒーターを多めに準備しておきましょう。ヒナは自分で居心地の良い場所に移動します。季節にもよりますが、ヒヨコ電球の真下にヒナが集まってくるようでしたら、少し寒い可能性があります。ヒヨコ電球から少し離れてヒナが休んでいるような状況が理想的です。個人的には、昆虫の飼育ケースとハムスター用のペットヒーターを利用しています。冬場はペットヒーターだけでは力不足のようなので、小型の電気あんかも利用しています。

小鳥の鳥かごはヒメウズラの飼育には不向きです。
鳥の飼育というと、セキセイインコや文鳥などを飼育する鳥かごを思い浮かべる人がほとんどでしょう。セキセイインコ等の鳥かごは、木の枝に停まる鳥用となっています。そのため、高さはありますが、底面積は狭くなっています。また、底面は金網などが敷いてあり、ヒメウズラの歩行を阻害します。地面を歩くヒメウズラの飼育には不向きです。
ヒメウズラの飼育には、プラスティックケースか水槽がお勧めです。
ヒメウズラを飼育する場合、それほど大きな飼育ケージは必要ありません。ヒメウズラの飼育個体数や飼い主の好みにもよりますが、一番安価で入手しやすい昆虫飼育ケースがお勧めです。底面が30cm×40cm以上なら、ヒメウズラ1-4羽程度飼育可能です。この底面の大きさは、犬猫用のペットシート(33cm×44cm)が使用できるサイズです。さらに高さが20cm以上なら、ヒメウズラのジャンプにも対応できます。万が一、ヒメウズラが大ジャンプして天井に衝突しても、素材がプラスティックなのでヒメウズラが傷つくことはありません。金属製のケージを使用していた時、1羽のヒメウズラが何かの音に驚いて大ジャンプをした際、頭部を天井のワイヤーに打ち付けてしまいました。その結果、下半身不随になってしまい、しばらくして死んでしまいました。ケージはプラスティックや木材が良いです。
水槽を利用する場合、45cm水槽が良いと思います。水槽はガラス製なので、プラスティックよりも透明度が高く、ヒメウズラの様子が良く観察できます。ただ、水槽は意外と重いので、設置位置を変える時や水洗いを行うときなど、注意しましょう。なお、水槽の蓋はアクリル板などを利用しましょう。水槽用のガラス蓋は販売されていますが、できたら使用を控えましょう。
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