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ペット用ウズラ類のエサを近日販売開始します。

 ウズラ類のエサは、一般の鳥類のエサとは異なり、タンパク質含量24%以上と非常に高くなっています。これは家禽としてウズラを飼育し、できるだけ大きな卵を毎日産ませるためのエサです。うずらの卵は、100g当たり12.2gのタンパク質が含まれています。うずらの卵1個は約10gなので、1日1個の卵を産む家禽ウズラのメスは1日約1.2gのタンパク質が卵として排出されます。家禽ウズラが食べるエサは1日約20gで、エサに含まれるタンパク質量は4.8gになります。卵のタンパク質量を引いたとしても3.6gのタンパク質がエサから摂れます。成長や体の維持にタンパク質は必要ですが、それ以上に多くのタンパク質を与えることで、自然のサイクルとは異なる産卵を家禽ウズラに促します。その結果、家禽ウズラのメスは、生後3か月位から毎日毎日1つの卵を産むようになります。しかし産卵を強いられたことで、家禽ウズラのメスは短命となります。家禽ウズラのメスは約1年半から2年が寿命となっています。

 

販売予定のペット用ウズラ類のエサ
販売予定のペット用ウズラ類のエサ

ペットとして飼育する場合、毎日の産卵は必要でしょうか?

 

 ヒメウズラ・並ウズラを始め、多くのウズラ類がペットとして飼育されています。愛玩動物として飼育する場合、家禽ウズラと異なり、卵を採ることが目的ではありません。卵は二の次で、1日でも長く生きて欲しいと思う方がほとんどだと思います。飼育しているウズラ類のメスが卵を毎日産んで、短命になることを望んでいる方は少数だと思います。また、卵を産まないオスに高タンパク質含量のエサは全く必要ありません。高タンパク質含量のエサを与えると、原因不明の「突然死」をする確率が増加するという論文も発表されています。これまでウズラ類を飼育してきた方の中にも、原因不明の「突然死」に心当たりの方もいるかもしれません。これも高タンパク質含量のエサの弊害とするならば、果たして、高タンパク質含量のエサはウズラ類をペットとして飼育する人に必要でしょうか?

 

ペット用ウズラ類のエサの販売を予定しています。

 

 高タンパク質含量のエサは、メスのウズラ類の寿命を短くします。また、突然死の確率も高くなります。ペアでウズラ類を飼育していると、メスが早死にした場合、オスが悲しそうな声で居ないメスを呼びます。あまり聞きたくない声です。また、タンパク質はアミノ酸が結合して出来ているため、分解・消化されるとアンモニアが発生します。タンパク質含量が高いエサでは、アンモニアの発生量も増えるため、排せつ物の悪臭が強くなります。

そこで、タンパク質含量が低いペットウズラ用のエサの販売を予定しています。これまで、テストしてきましたが、特に問題は無いようです。メスのヒメウズラが卵を産む頻度が減りましたが、総排泄孔の出血などが止まりました。ただし、突然エサのタンパク質含量が変化すると、メスのウズラ類の産卵サイクルを乱します。少しずつこれまでのエサに混ぜて与えてください。

 

 
 
 

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