世界各国でヒメウズラは何と呼ばれているのでしょうか?
日本では、ヒメウズラと呼ばれている世界一小さなウズラですが、英語名はKing Quail(王ウズラ)です。同じ鳥を指す名前ですが、使われる言葉は全く違います。ヒメと王では、ある意味、反対の意味合いを持ちます。では、ヒメウズラは他の国では何と呼ばれているのでしょうか?少し調べてみました。

フランス語では、Caille peinte de Chine(カイユ・ペイント・ドゥ・シーヌ)です。
「Caille」はウズラを意味します。フランス料理の中で、ウズラの骨や内臓を除いたお腹の中に豚や鶏のひき肉、フォワグラ、ハーブなどを詰めて、オーブンで香ばしく焼き上げる料理があります。(Caille farcie (カイユ・ファルシ)と呼ばれているウズラの詰め物料理です。「peinte」は「彩色」と言う意味で、「Chine」は「中国」と言う意味です。総じて、Caille peinte de Chineは、「中国の彩色ウズラ」という意味になります。ヒメウズラの原種は青いと赤の色彩豊かな鳥です。ヒメウズラが最初に中国からフランスに持ち込まれた時、その美しさに上記のような名前が付けられたのでしょう。
ドイツ語では、Chinesische Zwergwachtel(ヒネージシェ・ツヴェルクヴァハテル)です。
ウズラはドイツ語で「wachte」と訳されます。「Chinesische」は「中国の」と言う意味です。「 Zwerg」は英語の「Dwarf」と同じ意味です。Dwarfはファンタジー小説に登場する小人、ドワーフです。つまり、ドイツ語ではヒメウズラは「中国のドワーフウズラ」または単に「ドワーフウズラ」と呼ばれています。
中国では、蓝胸鹑(ランキョウシュン)です。
フランスやドイツの他にもスペインなどでは、「中国のウズラ」と呼ばれています。その中国では、ヒメウズラは「蓝胸鹑(ランキョウシュン)」と呼ばれています。漢字から分かるように、「青い胸のウズラ」です。ヒメウズラの原種のオスは、確かに胸部は青い色に染まっています。メスは青い色や赤い色などの彩色は無く、地味なウズラとなっています。ヒメウズラの原種は、中国南部以外にも東南アジアやオーストラリア北部にも生息しています。それぞれオスの色彩のパターンは異なっています。オスは歳を取ると色の鮮やかさが無くなり、何となく青みがかかった茶色になります。
中国でも個人の野生生物の捕獲は禁止されています。研究用の捕獲なら、許可証を取得すれば、可能となるそうです。また、中国南部の雲南省ではバードウォッチングツアーがあるので、野生のヒメウズラを見てみたい方は、チャンスを狙ってみても良いかもしれません。日本の旅行会社では、西遊旅行が取り扱っている可能性があります。



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