当社のウズラ類用エサは、ヒヨコやニワトリにも与えられます。
- Hideki Kobayashi

- 12月15日
- 読了時間: 3分
当社では、ウズラ、コリンウズラやヒメウズラ用のエサを販売しております。一般に市販されているウズラ用のエサとは原料はあまり変わりません。ただ、当社販売のエサと市販されているエサとでは、いくつか違う点があります。1つ目は、タンパク質含量が違います。一般に市販されているエサは、タンパク質含量が24%以上となっています。これは、ウズラの卵を生産するウズラ農家用のエサです。50年以上前、ウズラが卵を頻繁に産むエサの組成について研究されました。その結果、エサのタンパク質含量は24%以上が良いとされました。現在販売されているウズラ用エサのタンパク質含量24%以上は、この時の研究成果が反映されています。
エサのタンパク質含量については、異なる研究結果もあります。
ウズラのエサのタンパク質含量について、異なる研究結果もあります。ウズラのエサのタンパク質含量は17%から19%程度が健康的に良いと報告されました。タンパク質含量24%から下げる場合、卵を産む頻度は少し低下します。また、卵の大きさも少し小さくなることもあるようです。ただ、卵を産む頻度や大きさについては、エサの組成だけで決まることではない、という報告もありました。照明時間を長くすると、卵を産む頻度が高くなることは、良く知られています。
エサのタンパク質含量が高いと、早死や突然死のリスクが高くなります。
ウズラ農家にとって、大きな卵を毎日産むことが大切です。そのため、高いタンパク質含量のエサが最適なのでしょう。毎日大きな卵を産むウズラのメスは、非常に短命となります。ウズラ農家のメスウズラは、寿命が1年半から2年となっています。また、鳥類では時々発生する突然死のリスクも、低タンパク質含量エサと比較すると1.5倍から2倍に上がるそうです。
当社のエサのタンパク質含量は約17.5%です。
当社が販売しているウズラ類用のエサは、タンパク質含量が約17.5%です。一般に販売されているウズラ用のエサよりもタンパク質含量が低くなっています。突然死予防やウズラ類の寿命を重視したエサとなっています。ペットとして飼育するウズラ類の場合、卵を目的とする方も多くないと思います。むしろ、飼育しているウズラ達が一日でも長く生きて欲しいと願っている方の方が多いと思います。特に、高タンパク質含量のエサを与えていると、ウズラのメスが早死にします。ペアで飼育している場合、メスが死んだ後、「クー、クー」とメスを呼んでいるオス鳴き声は、非常に悲しく聞こえます。
エサはフンの成分にも影響を与えます。タンパク質含量が高くなると、窒素分が多くなります。窒素分は代謝されると尿素やアンモニアになります。タンパク質含量が多いエサでは、アンモニアを多く含む尿やフンとなり、非常に臭くなります。当社のエサは、当社ヒメウズラの飼育にも利用していますが、フンの量や匂いが抑えられていると実感しております。
当社のウズラ類用エサは、非常に細かくなっています。これは消化を助けるだけでなく、食い散らかしや掃き出しを少なくするためとなっています。エサの減少量が、飼育ウズラ類の食べる量になるように工夫しております。また、細かくなっているので、ニワトリのみならず、ヒヨコの飼育にもご利用いただけます。是非一度、お試しください。
クリスマスセールを実施しています。
12月25日まで、ヒメウズラの孵化用卵5個をご購入のお客様に、1つ追加して6個で発送させて頂いております。この機会に是非お買い求め下さい。





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