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暑く長い夏の影響で、いくつかの野菜価格が上がりそうです。

 今年は、梅雨らしい梅雨をほとんど感じませんでした。6月に入って中旬から暑くなり、最高気温が30℃を超える日々が続きました。その影響から、各種作物への影響が懸念されています。実際、ハウス栽培のトマトは壊滅的なダメージを受けた農家も報道されていました。現在販売されている農作物は、3月-5月から栽培されてきたので、高温被害が抑えられていました。むしろ、少し気温が高かったので、成長が良く、価格上昇はほとんどありませんでした。さらに、今後の高温障害を避けて、早めに出荷する農家も出てきているようです。

夏野菜の中でも値上がりするもの、値下がりするもの、様々です。
夏野菜の中でも値上がりするもの、値下がりするもの、様々です。

水田の稲作にも猛暑の影響が出るでしょう。


 最近、ようやくコメの価格が落ち着いてきましたが、まだまだ価格は不安定です。コメ価格上昇のニュースに隠れてしまいましたが、実は昨年、コメの高温障害について話題になっていました。コメの一大生産地新潟県でも、収穫したコメの品質が落ち、1等級から2等級へと降級してしまった農家が多かったそうです。コメが高温障害を受けると、米粒に乳白粒、背白粒、胴割粒、黒点米などの「障害粒」が増加します。その比率が高まると、検査等級が下がり、販売価格も低下します。障害粒は、ご飯の食味にも悪影響を及ぼします。例えば乳白粒の場合、炊飯時に白濁部分に早く水が浸透します。その結果、通常粒に比べて炊きあがりが早まり、べたついたご飯になります。コメ不足でコメ自体の価格が上がったため、問題とされませんでしたが、この他にも米粒が小さくなるなどの影響もあったようです。


果たして、今年はコメが豊作になるのでしょうか?


 農林水産省は、コメの出来栄えの目安となる「作況指数」を2025年産米から廃止すると発表しました。作況指数は毎年秋に発表され、コメの価格の予測ができました。まだ7月なので、コメが豊作になるのか否か、わかりません。ただ、6月から続く猛暑の影響は避けられないでしょう。それでも、暑さに強い品種の栽培や朝晩の冷水灌漑による水温の低下など、暑さ対策は行われているようです。農水省の発表によると、6月下旬の段階で、去年よりも少し良くなる(10アール当たり+2kg、全国平均)と予想されています。去年は平年よりもやや良しとされていたので、今年も「やや良し」なのでしょう。


野菜は多くの葉物は価格が安くなるようです。


 農水省の発表によると、7月の野菜価格の動向は、はくさい、キャベツ、レタス、じゃがいもの価格が平年を下回る見込みです。また、だいこん、にんじん(7月後半)、ほうれんそう、ねぎ、トマト(7月後半)、たまねぎ、ブロッコリーの価格は平年並みとなる見込みです。


 一方で、価格の上昇が予想されている野菜もあります。きゅうり、なす、ピーマン、さといもです。7月中、これらは去年よりやや価格が上昇すると予想されています。


地球温暖化が進む中、根からの水分吸収がキーポイントです。


 高温障害が出るか否かは、もちろん気温が一番のキーポイントです。一方で、植物自体の根からの水分吸収もまた、キーポイントの一つに間違いありません。気温が高温障害の原因であり、根からの水分吸収は植物の対策です。しかし、近年酸性雨の影響により、根の伸長・発根が妨げられています。酸性雨の影響を除去するアルミリムーバーを是非お試しください。根の伸長が信じられないくらい、順調になります。根は見えませんが、最後植物を抜くとき、その効果がはっきりとわかるでしょう。

 
 
 

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