海の砂漠化で、生き物は居なくなります。
地球温暖化が進んでいる現状、海水温の上昇が様々な影響を与えています。気象現象の激化は、特に身近に感じます。台風は31号まで発生しています。これは歴代9位タイで、これから発生数が増え、39号を超えると歴代1位となります。海水温が高い状態が続くと、39号まではいかなくても、まだまだ増えそうです。

海水温が高い状態が続いているため、日本の海岸に磯焼けが広がっています。磯焼けは海岸の海藻が無くなってしまう現象です。その結果、海藻を棲み処にするエビやカニが居なくなり、それをエサとする小魚や幼魚が居なくなります。磯焼けが続くと、焼け跡のように何も無くなります。トップの写真は、2019年5月(左)と先日撮影した2026年10月(右)の真鶴海岸の海底です。撮影した場所はほぼ同じです。約7年前は、海岸に多くのカニが居たのか、脱皮した殻が沢山転がっていました。また、海藻類も見られます。とても豊かな生物相を想像させる海岸です。磯遊びが楽しそうですね。一方、左側はどうでしょう。最近撮影してきたのですが、ほとんど何もいません。海底に砂が溜まっていて、枯れた海藻がまだ残っているだけの海底です。このような海岸は真鶴だけでは無いでしょう。生物の数も種類も豊富なはずの海岸が、まるで砂漠のようになっていることでしょう。海岸の様々な生き物が居なくなることで、それをエサにする小魚が海岸に寄って来なくなります。そして、小魚を食べる大型魚も寄らなくなります。長引く磯焼けは、食卓に並ぶ魚たちの不漁という結果として現れます。現在、様々な魚種で不漁が続いています。このまま不漁が続けば、漁業者の減少してしまうでしょう。
磯焼けに対処しないと、日本の未来は暗いでしょう。
磯焼けに対処せず、このまま日本全国の海岸で磯焼けが続けば、広い魚種で不漁となるでしょう。そして漁業が衰退して、さらなる漁獲量が減少してしまうことでしょう。魚の価格が上昇し、輸入物や養殖物だけが魚売り場に並ぶことになります。日本に訪れる海外からの観光客は、寿司や天ぷらなど日本料理が旅行の楽しみの1つと言われています。魚介類の価格が上がり、種類も少なくなると、日本料理の魅力も薄れてしまい、海外旅行客の満足度も下がってしまうかもしれません。
磯焼けを観測している研究機関はありません。
磯焼けを観測・研究している研究機関は、現在ありません。唯一、国立研究法人水産研究・教育機構が磯焼けについて、報告しています。平成19年2月に「磯焼け対策ガイドライン」をまとめています。第3版が発行されたのは令和3年3月なので、もう4年も経過しています。磯焼け対策として、主に海藻を食べる貝類等への対処が主に記載されていました。高い海水温も磯焼けの原因として挙げられていましたが、その対策は書かれていませんでした。海水温上昇は、全海洋の問題なので解決法は無いのかもしれません。
文学フリマ東京43で出店します。
最後にお知らせです。文学フリマ東京43が11月8日(日)に東京ビックサイト南展示棟で開催されます。サークル名は「地球の生物」、ブース番号はX-20です。カイコウオオソコエビの捕獲した時の紀行本とカイコウオオソコエビのクリアファイルを販売します。カイコウオオソコエビの樹脂包埋標本も展示します。是非、当ブースにご訪問下さい。




コメント