ウズラ類のフンはエサによって変わります。
- Hideki Kobayashi

- 2月2日
- 読了時間: 3分
ウズラ類を飼育すると、エサや水の交換と共にケージ内の掃除は日常的な世話になります。ウズラ類のフンは白い部分が多い大きめの通常便と、黒い小さめの盲腸便があります。通常便はあまり臭くありません。また、盲腸便もそのまま潰さなければ、臭くありませんが、潰してしまうと非常に臭くなります。私たち人間の場合「盲腸」というと下腹部が痛くなる「虫垂炎」の方が一般的かもしれません。虫垂は盲腸の後内側表面から突起状に垂れ下がった細長い器官を指します。ウズラ類を含めた鳥類では、盲腸は大変重要な役割があります。ほとんどの鳥類は主に穀物や木の実、果実を食べています。もちろん、これら植物由来の実は、人が食べても美味しく、植物性蛋白質や脂質などを栄養として摂ることができます。植物には皮などの非可食部分もあります。非可食部分は、セルロース等で構成されていて、人は分解できません。人の場合、これら非可食部分は排せつ物となり、排出されます。一方鳥類の場合、皮などの非可食部分も栄養とする器官があります。その器官が盲腸です。鳥類の盲腸には、植物の非可食部分に含まれるセルロースを分解できる細菌が共生しています。この盲腸から出る便が盲腸便となります。腸内は嫌気的な環境となっているので、嫌気性細菌が多数共生しています。嫌気性細菌は硫酸塩や硝酸塩から酸素を得て、硫化水素やアンモニアなどの悪臭の元を生産します。その結果、盲腸便が臭くなります。

通常便も盲腸便も与えるエサによって、変わります。
これら2種類のフンですが、実は与えるエサによって大きく変化します。通常便も与えるエサによっては大きくなることもあります。通常便も意外と厄介です。ウズラ類がケージの中で歩き回り、通常便を踏みつけると脚部に付くことがあります。通常便の状態によっては、中々脚部から外れず、そのまま固化することもあります。一度フンが固化してしまうと、自然には外れません。もしウズラ達の脚にフンが付いていたら、放置せずに除去してあげましょう。足に付いて固まったフンを水や温水で流しながら、軽く力を咥えながら指先でフンを壊しましょう。壊れない場合は、フンの表面を薄めた洗剤を塗ると、意外と簡単に壊れます。
通常便も盲腸便も与えるエサによって、大きく変わります。一般に販売されているウズラ用のエサを与えると、通常便が多くなります。ミルワームを与えると、通常便にも悪臭が混じるようになります。
当社ウズラ類用のエサは、通常便も盲腸便も小さくなります。
当社でもウズラ類用のエサを販売しております。当社のエサをウズラ類に与えると、市販されているウズラ用のエサよりも通常便も盲腸便も小さくなります。市販されているウズラ用のエサは、産卵用に調整されているため、非常にタンパク質量が多くなっています。そのため、消化しきれなかったタンパク質分が通常便として排出されます。多くの場合、タンパク質分は魚粉などで供給されるので、鳥類が消化できない油脂が盲腸で分解されている可能性があります。当社のウズラ類用のエサは、タンパク質濃度を通常のウズラ類用の24%よりも低く設定しているので、全般的にフンが小さくなっているようです。また、フンの悪臭も少なくなっています。是非、当社のウズラ類用のエサをお試しください。もちろん、ニワトリやヒヨコにもご利用いただけます。




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